2020年ベルリン国際映画祭フォーラム部門で最高賞(カリガリ賞)を獲得した、ベルギー出身の女性監督3人組によるドキュメンタリー。ロス近郊のカリフォルニア・シティ。砂漠のようなその最果ての地に、人生をやり直すため、ひとりの青年が移り住んでくる……。コンピ企画「ユートピア/ディストピア2選」として「クレストーン」と同時上映。
ストーリー
ロスから約2時間、車で内陸に移動したところにあるカリフォルニア・シティ。ここは60年代に、ある富豪がロスに次ぐ街として開発しようとした地であった。だがその富豪は砂漠に大量の道を作り、ゴルフコースを作るとそのまま消えてしまった。かつて理想郷として計画された地は、いまでは砂漠の中のゴーストタウンとなっている……。ロスの南に隣接するコンプトンでの波乱に満ちた暮らしを捨て、人生をやり直すためにカリフォルニア・シティに移り住んだ青年ラシェイ T. ウォーレン。新たな地で人生を歩もうとする彼の視線の先には、廃れ果てたユートピアに灯る小さな希望の光が映るのだった……。
スタッフ
監督、編集
ソフィー・ベノート
監督、編集、録音
リザベス・デ・ケウラール
監督、撮影、編集
イザベル・トレネール
製作
ボー・デ・グループ
音楽
ラシェイ・T・ウォーレン
音楽
アンネリース・ヴァン・ディンター
音響効果
クインテン・ヴァン・ラーテム
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c] CAVIAR
[c]キネマ旬報社