アメリカの偉大なアーティスト、作曲家、編曲家、ギタリスト、ロック・ミュージシャンのフランク・ザッパの革新的人生に迫る遺族公認の初ドキュメンタリー映画。俳優であり映画監督のアレックス・ウィンターが未亡人ゲイルの協力を得て、フランクの内面に深く迫る。ウィンターはザッパ家の地下倉庫に眠る何千時間もの未公開インタビュー映像、コンサートやスタジオセッションでの未発表音源、未完成プロジェクト資料にアクセスを許された。また、ザッパのバンド・メンバーや家族、未亡人ゲイルからフランクの人間的な魅力についての証言を引き出した。フランクが音楽に触れた10代の頃に始まり、政治的な活動に積極的に関わる1980年代以降に至るまで、52年の生涯を詳細に描き出していく。
ストーリー
フランク・ザッパの音楽活動は多岐にわたる。オリジナル・アルバムは60枚近くあり、ロック、ジャズ、ブルース、R&B、ドゥーワップ、ミュージック・コンクレート、現代音楽などジャンルを問わない。本名はフランク・ヴィンセント・ザッパ。1940年12月21日、アメリカ合衆国、メリーランド州ボルチモアに生まれる。13歳まで真剣に音楽を聴いたことはなかったが、いざ音楽を始めると「天才」を発揮する。実際の彼は世間一般が抱いているイメージよりも温かくて親しみやすい。もちろん、いかにもザッパらしい特徴……頑固で、気難しくて、厳格、時には、冷淡なこともある。個人的な自由、芸術的な自由、政治的な自由のために闘うときは特に。自由な音楽活動を検閲・制限しかねないペアレンツ・ミージック・リソース・センター (PMRC) に対しては真剣に戦いを挑んだ。フランクは間違いなくセックス革命の先頭に立ったメジャーな音楽アーティストの最初期のひとりだが、一方で家庭的な人間で4人の子供を持ち、自宅スタジオで仕事をしているという二面性の持ち主でもあった。その一筋縄では語れない人間的魅力に迫る。
キャスト
パメラ・デ・バレス
バンク・ガードナー
デヴィッド・ハリントン
マイク・ケネリー
スコット・チュニス
ジョー・トラヴァース
イアン・アンダーウッド
ルース・アンダーウッド
スティーヴ・ヴァイ
レイ・ホワイト
ゲイル・ザッパ
スタッフ
監督、製作
アレックス・ウィンター
製作
グレン・ジッパー
製作総指揮
ロバート・ハルミ
製作総指揮
ジム・リーヴス
製作総指揮
セス・ゴードン
共同製作
アイヴァン・アスクウィズ
共同製作
アイリーン・クォン
撮影
アンゲル・デッカ
音楽、プロデューサー
ジョン・フリッツェル
編集
マイク・J・ニコルズ
音響効果
ロン・ベンダー
プロデューサー
アーメット・ザッパ
プロデューサー
デボラ・デブリーズ
プロデューサー