フール・フォア・ラブ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
フール・フォア・ラブ
フール・フォア・ラブ
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フール・フォア・ラブ

1986年8月2日公開
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ニュー・メキシコの砂漠にあるモーテルを舞台に近親相姦の深みでもがく兄妹の姿を描く。監督は「三人の女」のロバート・アルトマン。俳優としても知られるサム・シェパードの戯曲を基にシェパード自ら脚色・主演、撮影はピエール・ミニョー、音楽はジョージ・バート、主題歌はサンディ・ロジャーズが担当。共演はキム・ベイシンガー、ハリー・ディーン・スタントンなど。

ストーリー

ニューメキシコのモハーヴェ砂漠のはずれに、小さなモーテルがポツンとあった。そこでひっそりと暮らす女がいた。名前はメイ(キム・ベイシンガー)。そしていつもブラブラしてるだけのメイの父(ハリー・ディーン・スタントン)が、モーテルの裏手にある崩れかけたキャンピング・カーで寝起きしていた。ある日、このモーテルに、馬を積んだトレーラーでカウボーイ姿の男がやって来た。エディ(サム・シェパード)と名のるその男は、このモーテルにいるメイを、やっとの思いで探しあてたのだった。2度と離れたくないと言うエディに、1度はすがりつくそぶりを見せたメイは、しかし、急にエディに罵声を浴びせたりする。そしていざエディが出て行こうとすると、必死に止めようとするメイ。メイはエディが伯爵夫人(デボラ・マクノートン)と呼ばれるモデルにうつつをぬかしている事を知っていて、そのことでエディをなじる。そんな頃、エディはメイにワイオミングに行こうと誘うが、彼女は乗り気になれないで断った。キャンピング・カーに乗っての生活にはもううんざりしていたのだ。老人がエディに壁にかかっている絵のことで話しかける。彼は絵の中の女性と心の中で結婚しているとエディに告げるが絵は壁には掛かっていない。メイが真っ赤なドレス姿でエディの前に現れた。ボーイフレンドと映画に行く約束をしたので待っているのだと言う。それを聞いたエディは、荒々しい様子でショットガンとテキーラの瓶を車からもってきた。そして何かとメイにからむ。メイは、エディとはもう関わりたくないと思っている。しかし、エディがふらりと外へ出て行ってしまうと、たちまち悲嘆にくれてしまう。老人は、メイに、メイの母親と3人でドライブした時の話を昨日のことのように話す。エディが再び馬に乗って戻って来た。その時、1台の車が近づき、1人の派手な女が降り立った。エディを追って来た伯爵夫人だ。いきなり彼女のマグナム銃が火を吐き、エディの車のウィンドを壊してしまう。再びメイに、いっしょに出て行こうと誘うが彼女は距む。老人が、エディとメイが母親の違う兄妹であることを語る。そんなところにメイのボーイフレンド、マーティン(ランディ・クエイド)がやって来た。メイをめぐって乱闘を展開する2人。エディは、マーティンに、メイと自分は兄妹だと語る。2人は肉体関係まで持つが兄妹だと知ったのはその後のことだったとも語るエディ。メイが母親の話をはじめる。1人の男を熱愛しその男を追い回す母。逃げ回る男。ある日、男がエディとその母親3人で食事しているのを目撃して、母はピストル自殺を果たした、と…。老人はその話を否定する。エディとメイは近づき優しく抱き合う。その瞬間、再び伯爵夫人がやって来てマグナム銃を発砲する。一瞬にしてキャンピング・カーが燃えあがる。怒ったエディは、去ってゆく伯爵夫人のベンツを追いかける。荷物をまとめてモーテルを出てゆくメイ…。

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作品データ

原題
Fool For Love
製作年
1986年
製作国
アメリカ
配給
松竹富士
初公開日
1986年8月2日
製作会社
ゴラン/グローパス・プロ(キャノン)作品


[c]キネマ旬報社