中村獅童
大工の熊
歌舞伎の公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーンで上映するシリーズの第39弾。『大江戸りびんぐでっど』の宮藤官九郎が手掛ける歌舞伎4作目となり、古典落語「唐茄子屋政談」に「不思議の国のアリス」の要素を織り交ぜた人情噺をスクリーン上映する。自己愛が強い若旦那の徳三郎を「いだてん~東京オリムピック噺~」の中村勘九郎が演じ、徳三郎が入れあげる花魁の桜坂と息子と貧しい生活を送るお仲を中村七之助が一人二役で演じる。
吉原遊びが過ぎたことで勘当されてしまった若旦那の徳三郎は、橋から身投げしようとしているところを偶然通りかかったおじに助けられる。おじの勧めで唐茄子(かぼちゃ)売りの商いを始めることにした徳三郎。商いを通し少し成長した徳三郎だが、熱中していた遊女、桜坂の身請けが決まったと聞き、たまらず吉原へ向かうも、不思議なパラレルワールド「第二吉原」に迷い込んでしまう。
大工の熊
お仲/傾城桜坂
第二太夫/源六倅源助
眠善治郎
若旦那(小)
お仲倅イチ/若旦那(超ミニ)
丹生林/海苔屋のおたね
職人の半公
山崎屋おりき
達磨町の八百八/吉原田んぼのあめんぼ
番頭小辰/吉原田んぼの蛙ゲゲコ
大家源六
八百八女房よし/吉原田んぼの蛙ゲコミ