春の画 SHUNGA:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
春の画 SHUNGA
春の画 SHUNGA
4.0

春の画 SHUNGA

2023年11月24日公開、121分、ドキュメンタリー/アート
R18+
69
15
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名だたる浮世絵師たちが情熱を注ぎ江戸時代に流行した、性的な交わりを描く春画の魅力に迫るドキュメンタリー。100点以上もの春画や国内外の美術コレクターや浮世絵研究家、美術史家、彫師、摺師などへの取材をもとに、表情豊かに描かれる性と生を見つめる。喜多川歌麿の『歌満くら』、鳥居清長の『袖の巻』、鈴木春信の『風流艶色真似ゑもん』、ヨーロッパのコレクター秘蔵の『春画幽霊図』などバラエティーに富んだ傑作の数々が全編無修正で登場。森山未來と吉田羊が朗読で参加した、葛飾北斎の有名な“蛸と海女”の絵を含む『喜能会之故真通』をアニメーション化した映像も挿入される。監督は、映文連アワード2015 部門優秀賞を受賞した『詩人・榎本櫻湖の“冬の旅”』をはじめ数々のドキュメンタリー作品を手がけてきた平田潤子。画家の横尾忠則、現代美術家・会田誠、美男画で知られる木村了子らが出演。

ストーリー

性風俗を描き、江戸時代に隆盛を極めた春画。葛飾北斎、喜多川歌麿、鈴木春信など名だたる浮世絵師たちが並々ならぬ情熱を注ぎ、彫り・摺りの高度な技術も投入され、美や技巧において超一級の芸術と呼べる作品が数多く生み出された。春画に描かれている性愛のかたちは驚くほど多彩で、性愛のみならず、歓喜と興奮、情熱と悲哀、嫉妬、駆け引きなど人間味あふれるドラマや、“笑い絵”と称されるようにユーモアをもって生命そのものの魅力が描かれている。浮世絵の頂点とされる作品も少なくない春画だが、その一方で大衆向けに安価な春画が無数に作られた。しかし明治に入るとわいせつ物として警察による取り締まりの対象となり、春画は日本文化から姿を消してしまった。2013年、ロンドン・大英博物館で世界初の大規模な春画展が、2015年~16年には東京と京都での日本初の『春画展』が開催され、大勢の人が詰めかけ、性別を問わず楽しめるアートとして再評価の機運が高まっている。葛飾北斎の有名な“蛸と海女”の絵、喜多川歌麿の『歌満くら』、鳥居清長の『袖の巻』、鈴木春信のユーモラスな『風流艶色真似ゑもん』、大名家への嫁入り道具と伝えられる華麗な肉筆巻物、ヨーロッパのコレクター秘蔵の『春画幽霊図』などなどバラエティーに富んだ傑作の数々や、歌川国貞による贅を尽くした源氏物語のパロディー『正写相生源氏』の絢爛豪華な極初摺りなど100点以上に及ぶ春画と、国内外の美術コレクターや浮世絵研究家、美術史家、彫師、摺師などへの取材をもとに、表情豊かに描かれる性と生を見つめ、あらゆる角度から春画の魅力に迫る。

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作品データ

映倫区分
R18+
製作年
2023年
製作国
日本
配給
カルチュア・パブリッシャーズ
初公開日
2023年11月24日
上映時間
121分
製作会社
ドキュメンタリージャパン
ジャンル
ドキュメンタリーアート

[c]2023『春の画 SHUNGA』製作委員会
[c]キネマ旬報社