ザック・ギャリガン
Mark
1988年に製作されたファンタジー・ホラー「ワックス・ワーク」の続編。エグゼクティブ・プロデューサーはマリオ・ソテラら、製作はナンシー・パロイアン、監督・脚本はアンソニー・ヒコックス、撮影はシェリー・ライフリー、美術はスティーブ・ハーディー、音楽はスティーブ・シフ、SFXメイクはボブ・キーンがそれぞれ担当。日本版字幕は岡田荘平。
人間にとって恐怖の対象である怪物たちを一同に集めたろう人形館に、ふとしたことから迷いこんでしまったマーク(ザック・ギャリガン)とサラ(モニカ・シェナリー)は命からがら脱出に成功する。ろう人形館は炎上したが、唯一生き残った、切断された“手”がマークとサラを追跡しはじめる。そして手はサラの義理の父親を殺害し、異次元の世界へ逃走した。2人は警察に訴えるが、“手”が犯罪を犯したと信じる者はなく、サラが父親殺しの罪に問われることになる。2人は無実の証拠を現実の世界へ持ち帰るべく、事件の鍵を握るサー・ウィルフレッドの屋敷へ向かう。ウィルフレッドの残したメッセージから時間の扉を開けるカギを手に入れ、果てしない時空間へ旅立つ2人。フランケンシュタイン男爵の館、ゴーストの徘徊する超常現象の家、地球を離れたスペースシャトル内でのエイリアンとの死闘、中世イギリスでの黒魔術を操る邪悪なスカラバスとの死闘などを経て、2人は手を発見し現実の世界へ戻ろうとするが、マークが取り残されてしまう。裁判所に証拠として手を提出するサラ。無実が証明され裁判所から出た彼女は突然タイムワープし、3度目の時空の旅に出るのだった。