キアヌ・リーヴス&キャリー=アン・モスが、『マトリックス』続編出演を決めたワケ
1999年に第1作が公開されるや、革新的なストーリーと映像表現で話題を博し、世界中で大ヒットを記録したSF映画の傑作「マトリックス」シリーズ。その最新作となる『The Matrix4』で久しぶりにネオ役を演じるキアヌ・リーヴスと、同じくトリニティー役を演じるキャリー=アン・モスの2人が、シリーズにカムバックした理由を明かした。
「Empire Online」のインタビューに答えた2人は揃って、ラナ・ウォシャウスキーと「センス8」のアレクサンダー・ヘモン、『クラウド・アトラス』(14)の原作者であるデヴィッド・ミッチェルが手掛けた脚本が出演の決め手になったことを告白。これまで姉妹で活動してきたラナ&リリー・ウォシャウスキー監督だが、最新作では姉のラナが単独でメガホンをとり、妹のリリーは不参加を表明している。
「まさか4作目が作られるなんて思ってもいなかった」と吐露したキャリーは「信じられないほど深く、想像できるだけの高潔さと芸術性を携えた物語。これは天からの贈り物だと感じ、とても興奮しました」と語る。一方でキアヌも「ラナが書いた美しい脚本とすばらしいストーリーに心打たれ、それだけで出演を決めたんだ」と明かす。「彼女と再び仕事をすることはとても特別なこと」と、ラナへの強い信頼をのぞかせた。
今年2月に撮影がスタートしていた本作は、すでにサンフランシスコでの撮影を終え、3月にベルリンでの撮影を始めた矢先に新型コロナウイルスの影響で撮影が中断。7月上旬にも撮影再開が見込まれているが、全米公開は当初の予定の2021年5月21日(金)から2022年4月1日(金)に延期となっている。続報に期待したい。
文/久保田 和馬
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