全部知ってた?映画「ランボー」シリーズにまつわる10のトリビア

映画ニュース

全部知ってた?映画「ランボー」シリーズにまつわる10のトリビア

「最も暴力的な映画」としてギネスブックにも認定された『ランボー3 怒りのアフガン』
「最も暴力的な映画」としてギネスブックにも認定された『ランボー3 怒りのアフガン』[c]1988 STUDIOCANAL

6:1作目でランボーは誰も殺していない

あまりにも有名な事実ではあるが、1作目でランボーは誰一人殺していない(狙撃してきたヘリに投石したことでガルトが落下して死んでいるが、直接的には手を下していない)。決定的に殺せるシーンもいくつかあるが、決して彼はとどめを刺さない。むしろ殺そうとしているのは、ランボーを追う保安官たちである。この点が、ベトナム戦争による後遺症という問題を扱った秀逸な社会派作品としても評価されているゆえんだろう。ただし、その後のシリーズではランボーの手により死体の山が築かれることとなり、『ランボー3 怒りのアフガン』(88)は「最も暴力的な映画」としてギネスブックに登録されるまでになった。

7:スタローンは本当にケガをしている?

極限まで肉体を鍛え、過酷なスタントにも自ら挑んでいるスタローン。木から飛び降りるシーンで肋骨を骨折するなど、シリーズでは数々のケガに見舞われている。ちなみに1作目で本当に傷ついた腕を自ら縫合していると言われるが、これは特殊メイクで腕にポンプを隠していたらしい。あまりにもリアルで痛々しかったため本物の傷だと思われたのかも?

8:ランボーのナイフはオーダーメイド

ランボーの扱う武器で有名なものの一つがナイフだろう。そのカッコよさとあまりの万能さに憧れた往年のファンも多いはず。このナイフは、既存のサバイバルナイフにない迫力を求めてスタローンがナイフデザイナーのジミー・ライルに依頼し特別に作られたもの。極限状態でも信頼できる“相棒”的な存在にするため、防水性があり、マッチや薬などを収納できる中空構造のものとなっている。3作目以降のナイフは、ギル・ヒブンの手によるより見映えを重視した大柄のものと変更されたが、あなたはどちらがお好き?

あのジェームズ・キャメロンも脚本に参加した『ランボー 怒りの脱出』
あのジェームズ・キャメロンも脚本に参加した『ランボー 怒りの脱出』[c]1985 STUDIOCANAL

9:2作目の脚本はジェームズ・キャメロンだった

1作目のヒットを受けて製作された続編『ランボー 怒りの脱出』(85)で脚本に参加したのは、『タイタニック』(97)、『アバター』(09)などで知られる巨匠ジェームズ・キャメロン。若き日の彼は、後にヒット作となる『ターミネーター』(84)や『エイリアン2』(86)の脚本と同時期に本作に関わっていたという。入念に下調べをして意欲的に執筆を行っていたが、途中でスタローンと衝突。第一稿で離脱してしまい、スタローンが大幅に書き直してしまった。映画は結果として大ヒットするが、キャメロン版で映画化されていたらどんな仕上がりだったのか、気になるところだ。

ミャンマーで上映禁止となった『ランボー 最後の戦場』
ミャンマーで上映禁止となった『ランボー 最後の戦場』DVD「ランボー 最後の戦場」発売中 ¥1,143+税 [c]2007 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GMBH & CO.KG IV

10:『ランボー 最後の戦場』(08)はミャンマーで禁止された

シリーズ4作目となる『ランボー 最後の戦場』では、実際に残忍な暴力が横行している地域を描きたいというスタローンの意向により、ミャンマーが舞台に。軍事政権によるカレン族の迫害などが描かれている。軍政下のミャンマーでは、論争の的になることから映画の上映を禁止したが、海賊版が出回り、地下取引が行われるほどの人気になったそう。

シリーズ最新作『ランボー ラスト・ブラッド』は6月26日(金)より公開
シリーズ最新作『ランボー ラスト・ブラッド』は6月26日(金)より公開[c]2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

文/編集部

関連作品