展示を見ながらアニメ制作が学べる「SHIROBAKO展」!潜入レポート&キャスト取材も敢行

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展示を見ながらアニメ制作が学べる「SHIROBAKO展」!潜入レポート&キャスト取材も敢行

アニメ制作出身のキャストが語る「SHIROBAKO展」の見どころ

遅れがちなスケジュールに気をもみながらもアニメ制作にかける情熱は熱いプロデューサーの葛城剛太郎を演じるこぶしのぶゆき、劇場版で初登場した引っ込み思案の3DCGクリエイター、奥戸真衣役で作品に参加した湯浅かえでが「SHIROBAKO展」を訪問。それぞれ、制作進行、撮影としてアニメ制作にかかわった経験を持つキャスト二人に、展覧会の見どころや感想を語ってもらった。

こぶしのぶゆき(葛城剛太郎役)

制作進行から声優になったこぶしのぶゆき
制作進行から声優になったこぶしのぶゆき

「ちょっとしたかゆいところに手が届く。アニメを作る作品だからこその着眼点があると思いました。特に気に入っているのは“対比表”ですね。キャラクターを実際の身長比で並べたもので、それを拡大したものが壁に張ってあります。僕が制作進行をしていた時代はアナログで、コピーで縮小したり拡大したりしながら、どんぴしゃのサイズにそろえていたんですよ。あとは、美術設定や美術ボードがあるのもすばらしいです。キャラクターに注目する人は多いと思うのですが、背景さんも高いクオリティの絵を何カットも描いています。普段あまり意識していない方は、この展覧会で端から端まで舐めるように見てほしいです!」

プロデューサーとしてムサニと仕事をする葛城剛太郎
プロデューサーとしてムサニと仕事をする葛城剛太郎

湯浅かえで(奥戸真衣役)

撮影から声優になった湯浅かえで
撮影から声優になった湯浅かえで

「アニメ制作は分業で、それを一つずつピックアップできるのは、『SHIROBAKO』という作品の強みだと思います。セクションで分けて、それぞれが掘り下げられていたので、とても見応えがありました。私は劇場版から作品に参加したのですが、演じた奥戸真衣が3DCGのスタッフということもあり、アニメ制作経験者としても気持ちがリアルにわかる気がしました。『いつになったら上がるのか自分でもわからない』など、実際に体験したようなセリフもありましたね(笑)。展覧会に来場される方は、この作品が好きなのはもちろん、アニメ制作に興味を持っている方も大勢いらっしゃるかと思います。アニメの真髄、深い世界を知ってもらうきっかけになればいいですね!」

湯浅かえでが演じる、劇場版で初登場した奥戸真衣(中央)
湯浅かえでが演じる、劇場版で初登場した奥戸真衣(中央)[c]2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

キャラクターの身長差が一目でわかる対比表をほぼ等身大に拡大!
キャラクターの身長差が一目でわかる対比表をほぼ等身大に拡大!

取材・文/平尾嘉浩(トライワークス)

■「SHIROBAKO展 ~SHIROBAKOで学ぶアニメの作り方~」
期間:前期 6月20日~8月2日(日)、後期 8月4日(火)~9月6日(日)
場所:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム(埼玉県川口市上青木3-12-61)
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