2020年下半期から2022年に公開されるマーベル&DC映画を総ざらい!【前編】

コラム

2020年下半期から2022年に公開されるマーベル&DC映画を総ざらい!【前編】

「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品や、『ジャスティス・リーグ』(17)や『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』(20)などのDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)作品に代表されるように、いまやスーパーヒーロー映画は世界の映画史において欠かすことのできないジャンルとなっている。

新型コロナウイルスの影響で今年は中止となったサンディエゴ・コミコンが、オンラインイベント「コミコン@ホーム」として、現地時間7月22日から26日まで5日間にわたって開催されることも話題だ。
そこで、本稿では「Collider」に掲載された「Upcoming Superhero Movie Release Dates: From 2020 to 2022 and Beyond」を参考に、現時点で今年の下半期から2022年にかけて公開が予定されている、マーベル・コミックやDCコミックスを原作としたスーパーヒーロー映画を2回に分けて紹介していきたい。

『The New Mutants』

幾度の公開延期を経て、ついにこの夏全米公開を迎える『The New Mutants』
幾度の公開延期を経て、ついにこの夏全米公開を迎える『The New Mutants』 写真:SPLASH/アフロ

「デッドプール」や「ウルヴァリン」と同様、「X-MEN」シリーズのスピンオフである本作は、ホラー要素を織り交ぜながら若きミュータントたちの戦いが描かれる。「ゲーム・オブ・スローンズ」のアリア・スターク役でブレイクしたメイジー・ウィリアムズ、『スプリット』(16)のアニャ=テイラー・ジョイ、「ストレンジャー・シングス」のチャーリー・ヒートンら注目の若手キャストが集結。メガホンをとるのは『きっと、星のせいじゃない』(14)のジョシュ・ブーン監督。

元々2018年4月に公開が予定されていたが、その後2019年2月に公開が延期に。その後制作の20世紀フォックスがディズニー傘下になったことで公開予定作品の見直しが図られるなど、本作を取り巻く環境が大きく変化したことで2019年8月や2020年4月など公開日がたびたび変更に。そして新型コロナウイルスの感染拡大によってさらなる公開延期を余儀なくされ、ようやく2020年8月28日(金)全米公開で落ち着きそうな構え。待ちわびたファンが大勢いるだけに、まずは無事に公開されることを祈りたい。

『ワンダーウーマン1984』

新型コロナウイルスの影響で2度の公開延期が決まった『ワンダーウーマン1984』
新型コロナウイルスの影響で2度の公開延期が決まった『ワンダーウーマン1984』 [c] 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

全米興行収入ではDCEU作品ナンバーワンとなる4億ドルを突破。全世界でも8億ドルを超えるメガヒットを記録した『ワンダーウーマン』(17)の待望の続編。前作に引き続きパティ・ジェンキンスがメガホンをとり、ガル・ガドットやクリス・パインらも続投。そこにさらにクリステン・ウィグが参戦することでも大きな話題を集めており、早い段階から前作を超える大ヒットと、前作が為しえなかったアカデミー賞参戦を期待する声が。

しかしながら、新型コロナウイルスの影響によって当初6月5日に予定されていた全米公開が8月14日(金)に延期。さらに先日10月2日(金)への再延期も決まり、SVODサービスでの配信公開になってしまう可能性も指摘されている。また今後予定されているシリーズ第3作とスピンオフの製作については現時点で白紙状態となっているとのこと。“ポスト・コロナ”のハリウッドを担う重要作なだけに、今後の動向に大いに注目しておきたい。なお日本では10月9日(金)公開予定。

『ブラック・ウィドウ』

MCUフェーズ4の幕開けを告げる『ブラック・ウィドウ』は11月6日(金)日米同日公開
MCUフェーズ4の幕開けを告げる『ブラック・ウィドウ』は11月6日(金)日米同日公開 [c]Marvel Studios 2020

MCUファンが待ちに待った、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウの単独映画。当初5月1日に日米同日公開を予定されていたが、新型コロナウィルスの影響で11月6日(金)まで半年の公開延期に。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)での彼女の決断に隠された真実や、これまで明かされていなかった過去が明らかになる物語になるとのこと。『ミッドサマー』(19)や『ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語』(公開中)で日本でも大ブレイク中のフローレンス・ピューにも注目だ。

関連作品