約300分の映像特典を収録!『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』Blu-ray&DVDが9月発売
2016年11月に公開されて以来、3年以上にわたり1日も絶やすことなくロングラン上映がつづけられ、累計観客動員数210万人、興行収入27億円を突破。第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位や日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞ほか、国内外で70以上の賞に輝いた『この世界の片隅に』に新規カットを追加した長尺版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のBlu-ray&DVDが、9月25日(水)に発売されることが決定した。
こうの史代のコミックを原作に、第二次世界大戦下の広島県呉市に嫁いできたすずが、困難を極める生活のなかで懸命に生きていく様をあたたかなタッチで描きだす。オリジナル版に約30分、250カットを超える新規カットが追加された本作では、すずが遊郭で出会った女性・リンとのエピソードなど、すずとリン、そしてすずの夫である周作の3人が秘める“こころのひみつ”にまつわるシーンによって、より豊かな人間ドラマに仕上がっている。
このたび発売されるBlu-ray&DVDは全部で3種類。監督補と画面構成を務めた浦谷千恵の描き下ろしによるイラスト仕様特製収納ケース付きのBlu-ray特装限定盤には、片渕須直監督のアニメーション制作過程を追ったドキュメンタリー映画や片渕監督と映画評論家の町山智浩によるトークイベントの模様など、約288分にも及ぶ映像特典を収録した特典ディスク、さらには特製豪華ブックレットが封入。
またBlu-ray通常版&DVDには8ページのブックレットが封入されるほか、各商品に共通してのんと岩井七世のスペシャルインタビュー&アフレコ映像やノンクレジットエンディングなど14分の映像特典も収録されている。是非ともゲットして珠玉のエピソードを堪能するとともに、多くの人の心を震わせた『この世界の片隅に』を隅々まで味わい尽くしてほしい。
文/久保田 和馬