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役所広司がめった刺し殺人犯に!西川美和監督作『すばらしき世界』が来春公開

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役所広司がめった刺し殺人犯に!西川美和監督作『すばらしき世界』が来春公開


<キャスト・スタッフ コメント>

●役所広司(三上正夫役)

「いつか西川監督作品に参加したいと思っていました。三上という得体のしれない男の役をいただきました。おもしろさと難しさを感じました。今日撮影したシーンを明日撮るシーンの手掛かりにしながら、最後までこの男はどんな人間なんだろう?と自分に問いかけていました。人生のほとんどを刑務所の中で過ごした男が出所してから見た私たちの世界は、ほんとうにすばらしい世界なんだろうか?タイトルの『すばらしき世界』をお客様がどのように感じるのか?楽しみです」

●西川美和(監督・脚本)

「『身分帳』は約30年前の小説ですが、これほど”人間と世間”をおもしろく描いた物語が埋もれていたとは、と映画化を決意しました。人生の大半を裏社会と刑務所で過ごしてきた主人公に役所広司さんを迎え、その男のやり直しの日々を現代に置き換えました。生々しくも温かい物語性と、役所さんのすさまじい人間的魅力に引っ張られ、濃密な人間ドラマが仕上がったと思います。
新型ウィルスの影響で、自由に歩き回ること、仕事を持つこと、人と触れ合いながら生きて行くこと、それらがどれほど得がたいものだったかを実感するなかで、ごく普通の人生を取り戻すことに四苦八苦する主人公が重なります。世界中の映画作品が息の根を止められつつあるなかで、完成にこぎつけられた幸運に感謝しつつ、この作品を一人でも多くの方に届ける方法を考え、”映画を観る”ことの豊かさを伝えていければと思っています」

文/トライワークス

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