『聲の形』や『コクリコ坂から』が金ローで!夏のアニメ特集放送決定
「金曜ロードSHOW!」では、7月31日(金)より「夏アニ2020」と題し、日本が世界に誇る新進ヒット作2作とジブリの名作3作を、5週連続で放送することが決定した。
まず7月31日(金)には、『映画 聲の形』(16)を放送。コミュニケーションが苦手なガキ大将の将也(声:入野自由※小学生時代は松岡茉優)は、耳が不自由な少女、硝子(声:早見沙織)に興味を抱くが、気持ちを伝えられずふたりはすれ違っていく。ある日、硝子は引っ越してしまい、そこから5年の月日が経つ。高校生になっても想いを抱いたままの将也は、硝子のもとを訪れるが…。
せつなくて美しい青春ストーリーである本作は、日本アカデミー賞のほか、アヌシー国際アニメーション映画祭など国内外の映画祭でも高い評価を獲得。京都アニメーションが描きだす繊細な作画にも注目だ。
続く8月7日(金)には、岩井俊二の名作ドラマをもとにした『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(17)をノーカットで地上波初放送。「魔法少女まどか☆マギカ」の新房昭之が総監督、『モテキ』(11)、『バクマン。』(15)の大根仁が脚本を担当するなど、日本を代表するクリエイターが集結し、時をかける少年と少女の不思議なひと夏を映しだす。
声優には広瀬すず、菅田将暉が顔をそろえ、音楽にはいまやトップクリエイターの米津玄師と、新鋭の女性ラッパーDAOKOがタッグを組み、物語に深みを与えている。
後半の3週では、「3週連続!夏はジブリ」を今年も開催。8月14(金)は、宮崎駿による往年の名作『となりのトトロ』(88)がこちらもノーカットで放送される。ある日、病気がちな母のために空気の綺麗な郊外へと引っ越してきたサツキとメイの姉妹。二人の新しい家はおんぼろの屋敷で、着いて早々壁の隙間に隠れていた"マックロクロスケ”という小さくて真っ黒のオバケを発見。その後も森の中に住む不思議な生き物トトロや颯爽と走るネコバスと、様々な出会いを重ねていくという物語だ。
8月21日(金)には『コクリコ坂から』を本編ノーカットで放送。前回の東京五輪の前年である1963年を舞台に、母親に代わり家計を切り盛りする高校生の海(声:長澤まさみ)と、取り壊しの決まった”カルチェラタン”という建物の存続活動に没頭する青年、風間俊(声:岡田准一)が運命に翻弄されていく様子を描く。『ゲド戦記』(06)に続き、宮崎吾朗監督が手がけた2作目のアニメーション映画となっている。
「夏アニ2020」を締めるのは、8月28日(金)放送の『借りぐらしのアリエッティ』(10)。床の下に住み、人間からいろいろな物を「借り」て生活する小人アリエッティ(声:志田未来)は、ある日「人間に見つかってはいけない」という掟を破ってしまう。そこで出会った病気療養中の少年、翔(声:神木隆之介)とアリエッティの間には絆が芽生え始めるが、その交流をきっかけにアリエッティ一家に危機が訪れる。
どの世代が観ても楽しめるアニメーションがラインナップされた本企画。今年の夏も家族そろって、金曜ロードSHOW!を楽しもう。
文/トライワークス