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【連載リニューアル!】南沙良、ミニシアターを巡るVol.1 下高井戸シネマ(前編)

コラム

【連載リニューアル!】南沙良、ミニシアターを巡るVol.1 下高井戸シネマ(前編)

60年以上の歴史を誇る、地元の人に愛される“町の映画館”

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階段を昇り…

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映画館に到着! 1スクリーン126席の、小さな町の映画館ですが、陽の光が優しく差し込んで、夕方になってもロビーは明るいんです。

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まずは、代表の木下陽香さんに館内を案内していただきました。

元は1950年代に東映の封切館「京王下高井戸東映」として開業。当時は木造1階建てだったとか。80年代に名画座へと転向し「下高井戸京王」に名称変更、85年にリニューアルして今の建物になったそうです。88年に館名が現在の「下高井戸シネマ」になりました。

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売店では、映画のプログラム、軽食、ドリンクなどを販売。オリジナル・グッズのTシャツやトートバッグも売っています。ショウケースの下段左端にあるのはBOLEXというブランドの16㎜カメラ。木下さんの亡くなったお父様の愛蔵品だったそうで、今後は、とある監督に引き取ってもらう予定とのこと。

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頼まれたら断らない! 館内にはたくさんのフライヤー&ポスター

館内にはいたるところにフライヤーやポスターが。映画に関するもの以外もたくさん置いてありました。

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例えば、近所のヨガ教室の案内や、近くの中学校の職業体験で学生さんがつくった「シネマ新聞」、元スタッフが千葉でやっているコーヒー店のチラシなどなど。近所の治療院のチラシは、院長さんが映画好きで常連さんなんだそう。チラシを置いてほしい、張り紙を貼りたい、というお願いは基本断らないスタンスとか。地元の人に愛される映画館なんですね!

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これまで上映した全作品が並んだポスターも掲出されていました。壮観っ! 「全作品」と言いつつも、ちょっとだけ作品が欠けているそうです(笑)。

取材協力/稲田豊史 撮影/杉映貴子 ヘアメイク/坂本志穂 スタイリスト/道券芳恵 衣装協力/コンジェ ペイエ アデュートリステス

●下高井戸シネマ
公式サイト http://www.shimotakaidocinema.com/
住所 〒156-0043 東京都世田谷区松原3-27-26
電話 03-3328-1008
最寄駅 京王線・東急世田谷線下高井戸駅

●南沙良 プロフィール
2002年6月11日生まれ。第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞し、同誌専属モデルに。女優としては、映画『幼な子われらに生まれ』(17)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。その後、行定勲が監督を務めたロックバンド・レベッカの17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」(17)のMVに主演。映画初主演作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)では、第43回報知映画賞、第61回ブルーリボン賞・新人賞、第33回高崎映画祭・最優秀新人女優賞、第28回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、その演技力が高く評価される。'19年1月に放送された、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』(フジテレビ系)ではドラマデビュー&初主演。“写真”をテーマにした『ピンぼけの家族』(20)でNHKドラマ初出演を果たした。アーティスト、sumikaの楽曲「エンドロール」のショートフィルムでは主演を務める。映画『もみの家』(20)に主演、『太陽は動かない』(2021年3月5日公開)にも出演。岡田健史と共に主演を務めるNHK大阪発のショートドラマ『これっきりサマー』が関西地域で8月17日〜放送開始(全5話)。8月22日には全国でまとめ版が放送。江崎グリコ「ポッキー」イメージキャラクター。
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