北村匠海、赤楚衛二が振り返る学生時代。「選ばなかった道と、選んだ夢」

インタビュー

北村匠海、赤楚衛二が振り返る学生時代。「選ばなかった道と、選んだ夢」

「悩みが多かった高校生の頃より、いまのほうが夢を持てていると思う」(北村)

撮影現場は、まさに“青春”の雰囲気!
撮影現場は、まさに“青春”の雰囲気![c] 2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 [c] 咲坂伊緒/集英社

――高校時代を振り返ると、どんな悩みがありましたか?

北村「勉強もわりと頑張っていたし、本当は大学に行きたかったんですけど、色々悩んでこの道一本に決めて。そうしたら高校卒業後すぐに、ドラマ「仰げば尊し』や『キミスイ』に出演できたので、いまとなっては僕にとっては良い選択したのかなって思うんですけど。でも、当時は本当に悩みました。学校生活というものを終えたくなかったっていうか」

――いまの仕事をこれからずっとやっていくぞ!と決意したのもそのころですか?

北村「そうですね。それまでは演出やカメラのことを学びたくて大学に行きたかったんですけど、子どものころから十年近くこの仕事をやってきたし、演者になる道を選ばざるをえなかったのかなと。いまは芝居と音楽をやっていますが、もっと先の未来を自由に生きるために、いろんなことに挑戦していきたいとは思っていますね。逆にいまのほうが夢を持てているかもしれません」

赤楚「僕は、高校生のころはただ漠然とした将来への不安があって、そういうのを忘れるために、毎日を全力で生きていました。本当の意味で不安を抱えたのは、むしろ大学生になってからです。19歳の時に受けたオーディションで、いまの事務所に声をかけていただいたので、そのタイミングで『東京に出る!』という覚悟が出来ました。いまは自分のやりたいこと、好きなことのほうに決断して正解だったなって思っています」

――お2人のいまの夢を教えてください。

赤楚「もちろん、お芝居はずっとやっていきたいです。個人的には、観たあとに考えさせられるような作品がすごく好きなんです。正義とはなにか、親子とはなにか?とか。だから僕も様々なテーマを作品で伝えていける役者になりたいと思っています。演じてみたい役で言ったら…不幸になってみたいです」

北村「僕は表現することが好きなので、同じ志を持った人たちとチームを作って、いろんな表現活動をしていきたいです。いまメンバーを集めているところで、近い将来にそういうことができたらいいなと思っています」

これからも2人の活躍から目が離せない
これからも2人の活躍から目が離せない撮影/黒羽政士

取材・文/石塚圭子

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