登場人物は全員容疑者！『ナイル殺人事件』特報&ティザーポスターが到着
アガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化した『ナイル殺人事件』(10月23日公開)。前作『オリエント急行殺人事件』(17)に続き、ケネス・ブラナーが監督および主演を務める本作の特報映像とティザーポスターが到着した。
クリスティ生誕130周年、「名探偵ポアロ」シリーズ出版100周年という記念すべき年に公開される本作。原作は、クリスティが“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称する1937年発表の「ナイルに死す」で、人を愛しすぎることから生まれる激しい嫉妬と欲望が生みだす禁断のトライアングル・ミステリーだ。エジプトの神秘的なナイル川を巡る豪華客船を舞台に、ポアロが自身の人生をも変えるほどの難事件に挑む。
特報映像では、エジプトの名所であるアブシンベル神殿やナイル川の絶景から一転、美しき大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が何者かに殺害されたことが発覚する。容疑者はリネットの夫サイモン(アーミー・ハマー)やサイモンの元婚約者ジャクリーン(エマ・マッキー)ほか、彼女の結婚を祝うために集まった乗客全員。そして、ポアロが“船上の殺人”という完全なる密室トリックの解明に乗りだす姿が映しだされる。またティザーポスターには、煙突から赤黒い煙を噴き上げる豪華客船が描かれ、悲劇的な事件の幕開けを予感させる仕上がりとなっている。
“密室”、“全員容疑者”、“予想外のトリック”と、ミステリーの重要項目がそろった『ナイル殺人事件』。この秋は、名探偵ポアロの“灰色の脳細胞”がフル稼働する、愛と欲望渦巻く禁断のミステリー・クルーズに酔いしれたい。
文/足立美由紀
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