“ポップの女王”を演じた上白石萌音が明かす想い「映画館で観る行為を大切にしたい」
「シュレック」シリーズや『ボス・ベイビー』(18)などを手掛けたドリームワークス・アニメーションの最新作『トロールズ ミュージック★パワー』(10月2日公開)。本作は、ふわふわヘアーのキュートで個性的なキャラクター「トロール」たちのハッピーな日々を、「ワン・モア・ナイト」や「ボーン・トゥ・ダイ」、「江南スタイル」「交響曲第9番」などの名曲&大ヒット楽曲、かわいいダンスシーンと共に描くエンタテインメント大作だ。
主人公はポップが大好きな「ポップ・トロール」の女王、ポピー。彼女の声を演じ、劇中で見事な歌も披露する上白石萌音に、本作の魅力や映画館で映画を観ることの醍醐味を聞いた。
映画館で映画を観ることが好きだという上白石。「よく映画館には行っていて、舞台や映画のロケで地方を訪れたときには、時間を見つけて映画館に足を運ぶようにしています。その土地にある映画館が好きで、そうやって訪れた思い出は、いまでも強く心に残っています」
よく観るジャンルは「アクション映画や、音楽性が高い作品、画がきれいと言われている作品は、やっぱり映画館で観ておきたいという気持ちになりますね」と言う。
ストリーミングサービスを利用して映画を楽しむことが一般的となっているいま、“映画館で映画を観ること”についての魅力も語ってくれた。「いまは、すぐに映画が家でも観られるようになりました。だからこそ、映画館で映画を観るということ自体が、貴重な体験になってきている気がします」
「『少し待てば家で映画が観られる』とみんなわかっていながら、『この映画は映画館で観たい!』と思って映画館へ観に行き、その場に集った人と感動を共有する。その行為をすごく大切にしたいです」
2020年は、佐藤健と共演した主演ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の佐倉七瀬役も視聴者から大きな支持を集めた上白石だが、映画に出演する際は“映画”を意識した演技をするのだという。最新作『トロールズ ミュージック★パワー』は、まさに映画館で観るべき映画だと話す。「歌あり!踊りあり!スクリーンいっぱいのかわいさあり!で、みなさんで観ていただくのにぴったりな作品。ぜひ映画館に観に来ていただきたいなと思っています」
取材・文/編集部