中村倫也「僕の初恋はいま、やぶれました」とガッカリ!?『人数の町』子役と仲良し舞台挨拶

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中村倫也「僕の初恋はいま、やぶれました」とガッカリ!?『人数の町』子役と仲良し舞台挨拶

中村倫也、フラれる!?
中村倫也、フラれる!?

中村倫也の主演最新作『人数の町』の公開記念舞台挨拶が9月5日に都内で行われ、中村をはじめ、石橋静河、荒木伸二監督が出席した。モスクワ国際映画祭、バンクーバー国際映画祭への正式招待作品に選出されたお祝いとして、子役の吉田萌果が駆けつけて荒木監督に花束をプレゼントする場面も。司会から「本当は花束を誰に渡したかった?」と聞かれた吉田が、「石橋静河さんです」と答えると、中村は「僕の初恋はいま、やぶれました。やさぐれようと思います」と肩を落としていた。

萌果ちゃんと仲よし!『人数の町』の公開記念舞台挨拶が開催された
萌果ちゃんと仲よし!『人数の町』の公開記念舞台挨拶が開催された

本作は、第1回木下グループ新人監督賞の準グランプリ受賞作品を映画化したディストピア・ミステリー。“出入りは自由だが、離れることができない”町の住人になった蒼山(中村)が、行方不明になった妹を探しに来たという紅子(石橋)と共に奇妙な町の真相に迫っていく姿を描く。

この日は、奇妙な町が舞台となることから「もし、町長になって好きな町を作るとしたら、どんな町を作りたいか」との質問が登壇者に投げかけれた。中村は「公園をいっぱい作って、ラベンダーをたくさん植えて…。そこで夜な夜なみんなで踊り明かして。フォークギター片手にジョン・レノンを歌いたいです」と回答。司会が「ピースな感じですね」と語ると、中村は「お前らが”イマジン”しろという世界を作りたいです」と笑顔を浮かべていた。

また石橋は「宇宙飛行士が訓練している時のような、(人が)浮遊する町を作りたい」とコメント。中村は「町全部が無重力空間ってこと?」とその町に興味津々の様子だったが、石橋によると「1日くらいなら」とのこと。消極的になった石橋を、中村が「できるって。諦めんなよ!」と鼓舞するなど息ぴったりのやり取りで会場を盛り上げていた。

【写真を見る】中村倫也は、子役の吉田萌果を優しく見つめた
【写真を見る】中村倫也は、子役の吉田萌果を優しく見つめた

荒木伸二監督による初長編映画となる本作。石橋は「監督がいままで生きてきて、考えて来たことがそのまま作品になっているのだと思います」と口火を切り、「そんな嘘がない作品に出られることができてうれしいです」としみじみ。中村は「この作品は、それぞれの反応、感じること、記憶に残るポイント、家に帰って思い出すポイントが違ってくる作品です」と本作ならではの魅力を語り、「この映画を観ることは、お金と時間を払っていただいて、ゲットした自由だと思うので、何度か思い返しながら、楽しんでいただければと思います」とアピール。「萌果が僕を見て笑っています。うふふ。萌果もなんか言う?」と見つめるなど、終始、吉田と仲の良い様子を見せていた。

文/成田おり枝

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