コウメ太夫ら芸人の後押し(?)で『事故物件』が2週連続1位に!『欅坂46』&『はたらく細胞』も好調スタート
9月に入って最初の集計となった5・6日の週末映画動員ランキング。1~4位が先週と同じ結果になるなど大きな動きは見られなかった。
劇中に登場する芸人たちも話題の『事故物件 恐い間取り』が首位キープ
2週連続で1位となった『事故物件 恐い間取り』。土日2日間で動員19万人、興収2億5500万円を記録した。累計では、動員78万3000人、興収10億4000万円となっており、公開からわずか10日間で10億円を突破する好調な興行を続けている。
本作で話題の一つになっているのが、劇中に登場する24名の松竹芸能所属の芸人たち。亀梨和也演じる主人公が売れない芸人ということもあり、劇中にはよゐこの有野晋哉と濱口優、安田大サーカスの団長安田とクロちゃん、バービー、オジンオズボーン、紺野ぶるまといった面々が、ひな壇芸人やまさかの幽霊役などで出演している。特に、普段の白塗り&着物姿ではない状態で映り込むコウメ太夫に視線が集まっている。SNSには、「え?『事故物件』にコウメ太夫出ていたの?気づかなかった…チックショー!」や「『事故物件』3回目にしてコウメ太夫をガン見した!いやわからんって」といった驚きや複数回観て確認したという声が上がっている。また、中田秀夫監督も「コウメさんのあの姿、実は少~し、CG加工をさせてもらっています。状況が状況なので…お気づきでしょうか」というメッセージを発表していることからも、初見ではなかなか気づけないビジュアルのようだ。
2位には、動員11万1000人、興収1億3900万円をあげた『映画ドラえもん のび太の新恐竜』がランクイン。続いて、動員10万人、興収1億3800万円をあげた『糸』が3位、『今日から俺は!!劇場版』は4位で累計興収50億円が目前となっている。一方、8位まで順位を落とした『コンフィデンスマンJP プリンセス編』だが、累計で動員24万人、興収33億円を突破するなどまだまだ好調の様子。
欅坂46のドキュメンタリー、『はたらく細胞』がトップ10入り
新規作品では、人気アイドルグループ「欅坂46」初のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』が6位で登場。2016年のデビューから、2020年10月に開催するライブを最後に「欅坂46」としての活動に幕を閉じ、グループ名を改めて再出発することを発表した今年7月までの5年間が収められている。また、10位には体内で働く細胞を擬人化した人気コミックを原作とするテレビアニメの劇場作品『特別上映版「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』が滑り込んだ。
今週末の公開作品には、恒例のゴールデンウイーク前から延期されていた『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』がついに登場。このほか、ローランド・エメリッヒ監督が第二次世界大戦の戦況を分けたといわれるミッドウェイ海戦を描く『ミッドウェイ』などに注目が集まっている。
文/トライワークス
1位 事故物件 恐い間取り
2位 映画ドラえもん のび太の新恐竜
3位 糸
4位 今日から俺は!!劇場版
5位 Fate/stay night[Heaven's Feel]Ⅲ.spring song
6位 僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46
7位 2分の1の魔法
8位 コンフィデンスマンJP プリンセス編
9位 青くて痛くて脆い
10位 特別上映版「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!
※興行通信社調べ