トム・ホランドら最旬俳優主演作に、名作のスピンオフシリーズなど!9月後半のNetflix注目作をチェック
おうちで“好きな時に好きなデバイスで観られる”動画配信(VOD)サービスNetflix。映画やドラマ、ドキュメンタリーまで、オリジナルコンテンツを多数そろえた豊富なラインナップの中から、9月後半に配信スタートとなる注目作をご紹介!
旬な若手俳優が主演&実力派が脇を固める豪華オリジナル映画
16日(水)に配信が開始となるのが、スパイダーマン役でおなじみのトム・ホランドが主演を務める『悪魔はいつもそこに』だ。本作は、ドナルド・レイ・ポロックによる小説を原作としており、戦後の暴力と腐敗にまみれた田舎町を舞台に、余命わずかの妻を救おうと奮闘する青年と、彼の周りの人間たちの邪悪な思惑がうごめくサイコスリラー。ホランドのこれまでに築き上げたアッパーなイメージとは異なるシリアスな表情が印象的だ。
ホランドのほか、罪深き牧師にロバート・パティンソン、悪徳保安官にセバスチャン・スタン、謎を抱えた夫婦にジェイソン・クラークとライリー・キーオなど実力派がズラリ。さらに、ホランド演じる青年の亡き父には「IT/イット」シリーズでペニーワイズを演じたビル・スカルスガルドやミア・ワシコウスカらも名を連ねており、ダークな題材での演技合戦に期待だ。
その1週間後の23日(水)には、「ストレンジャー・シングス」のイレブン役で一躍ブレイクを果たしたミリー・ボビー・ブラウンが主演の『エノーラ・ホームズの事件簿』を見ることができる。本作は、シャーロック・ホームズの妹を主人公としたナンシー・スプリンガーのヤングアダルト小説を映画化したものだ。
2人で暮らしていた母の失踪を機に、兄たちの世話になることになったエノーラだったが、自らの意思に反して花嫁学校に通わされそうになってしまい、母を捜しに一人ロンドンへ。その最中事件に巻き込まれ、探偵としてキャリアを築いていく…という物語だ。
ブラウンのほか、兄シャーロック役にはスーパーマン役で知られるヘンリー・カヴィル、母親役にヘレナ・ボナム=カーター、もう一人の兄マイクロフト役にサム・クラフリンと、イギリスの名優たちが脇を固めており、自由奔放で伸び伸びと生きる女性像をチャーミングに体現するブラウンを支えている。
あの名作の新たなシリーズがスタート!
Netflixといえば、これまで「ブレイキング・バッド」のスピンオフ「ベター・コール・ソウル」など様々な名作のスピンオフを生みだしてきた。18日(金)よりスタートの「ラチェッド」は、『カッコーの巣の上で』(75)で強烈なインパクトを放った看護婦長ラチェッドにスポットを当てた前日譚だ。
1947年、有名な精神科医で働き始めたミルドレッド・ラチェッド。その上品な見た目と振る舞いとは裏腹に、彼女は心の中に抗いきれない深い闇を抱えており…と、あの名ヴィラン誕生の秘密をスリリングに描いていく。主人公ラチェッドを「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズのサラ・ポールソンが演じ、血の気が引くような言葉を無表情でつぶやくなど冷徹な人物像を巧みに演じて見せている。シャロン・ストーンやヴィンセント・ドノフリオといったベテラン勢の出演も楽しみなポイントだ。
また同じく18日からは、「ジュラシック・パーク」シリーズの世界をアニメで描いた新シリーズ「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」がリリースされる。『ジュラシック・ワールド』(15)と同じ時間軸を描く本作では、科学技術によって作り上げられたイスラ・ヌブラル島に招待された6人の若者が、暴走する恐竜たちから逃げ惑うという、おなじみの物語が展開していく。
思いもよらないトラブルから外界との連絡手段を絶たれ、孤立状態になった彼らははたして無事に島から脱出できるのか?キッズ向けのアニメ作品だが、ファンならばチェックしておきたい1本だ。
これら以外には、現在爆発的な人気を誇る韓流ドラマから「保健教師アン・ウニョン」(25日配信)やジョン・ファヴローがシェフのロイ・チョイと食の世界を探求する「ザ・シェフ・ショー ~だから料理は楽しい!~: シーズン2」(24日配信)など、気になるコンテンツが揃っているので、ぜひチェックしてみてほしい。
文/トライワークス