稲垣吾郎が二階堂ふみに堕ちていく…。手塚治虫原作『ばるぼら』本予告公開
手塚治虫の禁断の問題作を、息子の手塚眞監督が実写映画化した『ばるぼら』(11月20日公開)。稲垣吾郎と二階堂ふみがW主演する同作から、衝撃映像の数々を映す本予告が解禁された。
原作は、禁断の愛やオカルティズムなど様々なタブーを描き、映像化不可能と言われていた1970年代連載の大人向け漫画。手塚治虫生誕90周年を記念して企画され、初映像化となる。異常性欲に悩まされている耽美派小説家の美倉洋介を稲垣、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女"ばるぼら”を二階堂が演じ、甘美で退廃的な異世界を描く。
本予告は原作の第一話目と同じ美倉のプロローグで始まる。新宿の片隅で横たわる薄汚れたばるぼらが、美倉と奇妙な共同生活を送るうちに蠱惑的になっていく姿と、彼女の存在が創作意欲をかきたてる一方で、エロティックな幻覚に苛まれ、正気を失っていく美倉の様子が映しだされる。また、美倉に深く関わりのある人物に扮した石橋静河、渋川清彦、渡辺えりらの意味深なセリフに、興味がかきたてられる映像となっている。
また本作のムビチケ前売券(カード)が10月9日(金)より発売されることも決定。特典としてイギリス人デザイナーが手がけた非売品ポストカードも付いてくる。
独特な世界観が強烈なインパクトを放つ『ばるぼら』。堕ちていく美倉に待ち受ける未来とは? 愛と苦悩に満ちた大人の幻想物語で、耽美な世界に浸って欲しい。
文/足立美由紀
作品情報へ