思わず笑っちゃうくらい“クリエイティブな死に様“を集めてみました!!第1回 オモシロ死に様博覧会
ドヤ顔の自己犠牲クン。泣けるくらいにムダ死に!/『キングコング:髑髏島の巨神』
グロさ★
血の量★
哀れさ★★★★★
虚しさ★★★★★
笑える★★★
全編ハイテンション&怪獣バトル満載で突っ走る“モンスターバース”映画第2弾。本特集的ハイライトは、髑髏島から退散しようとする調査隊のしんがりを務めるコール大尉が、手榴弾を手に「ここは俺が食い止める、お前らは行け」(心の声)とドヤ顔で自己犠牲をキメるシーン。感動的!と思いきや、スカル・クローラーに尻尾でふっ飛ばされて岩壁に激突→爆死。何の役にも立たなかった。
映画史上最も美しい、ガラスによる頭部切断/『オーメン』
グロさ★★★★
血の量★
技術点★★★★★
切れ味★★★★★
笑える★
ガラスといえば、ホラー映画の鉄板凶器としてさまざまなシーンで用いられる便利グッズだが、インパクトで群を抜いているのは、やはり『オーメン』における本シーンだろう。主人公が投げ捨てた短剣を拾おうとした同行の記者。坂の上に停まっていたトラックが突如後退、荷台のガラスがスライドしてきて彼の首を切断する。くるくるくるっと縦に3回転。ガラスの横移動との対比が実に美しい。
実は悪趣味度 最高レベルの頭花火!/『キングスマン』
グロさ★★
血の量★
楽しさ★★★★★
キレイ★★★★★
笑える★★★★★
『フューリー』(78)、『スキャナーズ』(81)など頭部爆発のある映画に名作多し。『キングスマン』もまた然り。人類の“間引き”を目論む狂気のIT長者に与する人でなし要人&セレブたちの頭部が、次から次へとポンポン爆発するクライマックスの爽快感たるや!なぜか色とりどりで、しかもBGMは「威風堂々」。映画史上類を見ない悪趣味さだが、行きすぎていて、むしろ清々しい。
スプラッターの始祖が実在の処刑を再現/『2000人の狂人』
グロさ★★★★
血の量★★
痛そう★★★★★
見える☆
笑える★
南部の村プレザント・ヴァレーの住人が通りすがりの北部の若者たちをあの手この手で大歓迎。斧で腕を叩き切る!無数の釘を刺した樽の中に入れて転がす!寝そべらせて上から岩を落とす!そしていちばんキツそうなのが、4頭の馬に四肢を引っ張らせて八つ裂き!スプラッター映画の初期作なので、肝心なところが見えないのはご愛嬌。ちなみにコレ、実際にあった処刑法のひとつだ。
十字の刃でスラッシュ!下半身だけスライダー!/『アクアスラッシュ』
グロさ★★★★★
血の量★★★★
夏感★★★★★
忍耐★★★★★
笑える★★★★
第1回“死に博”のラストを飾るのは、一部の好事家の間で話題沸騰中のこの映画!ただし、イラストのお目当てのシーンに辿り着くまで50分ほど我慢が必要(なお本編72分!)。それまではどうでもいい奴らのどうでもいい人間関係とどうでもいいパーティ・シーンを見続けなくてはならない。耐えに耐えた後のスラッシャー・シーンの楽しさは、さながら2時間待ちのアトラクションのごとし。
文/DVD&動画配信でーた編集部