綾野剛&舘ひろし共演『ヤクザと家族』公開日決定!台湾の映画祭で初披露へ
綾野剛と舘ひろしが初共演を果たし、日本アカデミー賞主要3冠に輝いた『新聞記者』(19)のスタッフが再集結した『ヤクザと家族 The Family』の公開日が2021年1月29日(金)に決定。また“台湾版アカデミー賞”と呼ばれる「第57回台北金馬映画祭」でのワールドプレミア上映が決定し、場面写真が一挙解禁となった。
本作は、変わりゆく時代の中でヤクザという生き方を選んだ男の1999年、2005年、2019年の3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー。少年期に柴咲組組長の危機を救ったことからヤクザの世界へ足を踏み入れることになる山本賢治を今回が初のヤクザ役となる綾野が演じ、身寄りのない孤独な少年だった山本に手を差し伸べ“家族”という居場所を与える柴咲組組長の柴咲博を、43年ぶりのヤクザ役となる舘が演じる。また尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、寺島しのぶら豪華俳優陣が名を連ね、『新聞記者』の藤井道人が脚本と監督を手掛ける。
そしてこのたび、台北市で開催される「第57回台北金馬映画祭」(現地時間11月5日~22日)にて、本作のアジアの才能ある監督の作品を上映する「WINDOWS ON ASIA」部門への出品とワールドプレミア上映が決定。本映画祭は、『ブロークバック・マウンテン』(05)の名匠アン・リー監督がチェアマンを務め、「世界中の映画を通して芸術と文化の相互理解を深める」というテーマで、日本からはこれまでに大島渚、森田芳光、是枝裕和ら名だたる監督の作品が上映されてきた。今回の出品に藤井監督も「歴史ある台北金馬映画祭でいち早く『ヤクザと家族 The Family』を上映できること、本当に光栄に思っています」と喜びのコメント。新型コロナウイルス感染防止のためキャストやスタッフの現地入りは叶わないが、映画祭での反応が大いに気になるところだ。
またあわせて解禁された場面写真では、綾野演じる山本と舘演じる柴咲がお互いを見つめるカットが写しだされており、その眼差しからは血は繋がらずとも山本を我が子のように気にかける柴咲との“家族の絆”の強さが伝わってくる。さらに山本を取り巻く人々の姿も多く捉えられており、豪華キャストとスタッフで熱い男たちの生き様が描かれる本作に期待が高まる。