『映画 えんとつ町のプペル』で窪田正孝、芦田愛菜のキャスティングは「人間性がでかかった」と西野亮廣が太鼓判

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『映画 えんとつ町のプペル』で窪田正孝、芦田愛菜のキャスティングは「人間性がでかかった」と西野亮廣が太鼓判

『映画 えんとつ町のプペル』ハロウィンスペシャルイベントが開催
『映画 えんとつ町のプペル』ハロウィンスペシャルイベントが開催

お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣による絵本を原作にしたアニメーション映画『映画 えんとつ町のプペル』(12月25日公開)のハロウィンイベントが、10月26日に秋葉原UDXシアターで開催。本作の声優を務める窪田正孝、芦田愛菜、製作総指揮・脚本・原作を務めた西野がキャラクターのコスプレをして登壇した。

本作は、いつも厚い煙に覆われ、空を見あげることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、星を信じる少年ルビッチ(芦田)と、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペル(窪田)が「星を見つける旅」へと出るという感動の冒険物語。アニメーション制作は、STUDIO4℃が手掛けた。

製作総指揮・脚本・原作を務めた西野亮廣
製作総指揮・脚本・原作を務めた西野亮廣

窪田は、絵本について「すごく自然に話が入ってきて、心が洗われた気がしました。忘れかけていたもの、みんなに共通する夢だったり、なりたい自分を再確認させてもらい、すごく勇気をもらいました」と言うと、芦田も「まずかわいい絵に引き込まれ、ストーリーもすてきだなと思ったので、参加させていただき、うれしいなと思いました」と感想を述べた。

西野は2人のキャスティングについて「えんとつ町は黒い煙で覆われていて、そのもくもくの空を主人公の2人が見上げるんです。新型コロナウイルスという要素と重なる部分もあり、観客の皆さんがご自身の体験を重ねてご覧になると考えた時、ルビッチとプペルの言葉に嘘があったらダメだなと思いました。声が合う人というよりは、根っからそういう人がいいなと思いました。人間性がでかかった」と語った。

また、映画の内容にちなみ、夢を信じ続けるために大切なことについて尋ねられた3人。窪田は「生きて動き続けるかぎり、そこに夢はあり続ける。形は変わっても、その人がやりたいんだったらずっとやり続けるべき」だと、熱い想いを口にする。

少年ルビッチ役の声優を務める芦田愛菜
少年ルビッチ役の声優を務める芦田愛菜

芦田も「ルビッチの台詞とも被るんですが、できないって決めつけてしまわないことが大事なのかなと。大きな夢だから、自分の身の丈に合わないと思ってしまうんじゃなくて、ちょっとでも近づけることや自分できる範囲はなんだろうと考えてみることが、大きな夢につながるんじゃないかと」とコメント。

西野は「知らないことと、きらいっていう感情は近いなあと。知らないものを嫌ってることが多いというか、得体のしれないものをまず攻撃しちゃう。それって自分の選択肢を減らすことになる。まずは、知らないことを否定しないっていうのが、大事かなと答えた。

製作総指揮・脚本・原作を務めた西野亮廣
製作総指揮・脚本・原作を務めた西野亮廣

西田によると「映画は現在まだ制作中で、来月くらいに完成すると思います。4℃さんは、本当にこだわる人たちなので」ということだが、その仕上がりには大いに期待してほしいとのこと。いまから完成が楽しみだ。

取材・文/山崎伸子

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