アン・ハサウェイとジェシカ・チャステインがサイコスリラー映画で共演!
『女神の見えざる手』(16)や『モリーズ・ゲーム』(17)など、出演作が軒並み高評価を集めるジェシカ・チャステインと、『プラダを着た悪魔』(06)などで日本でも絶大な人気を誇るアン・ハサウェイが共演するサイコスリラー映画『Mothers' Instinct』が製作されることが決定。「Deadline」など全米各メディアが報じている。
ベルギー版アカデミー賞として知られるマグリット賞で作品賞をはじめ9部門に輝き、日本でも上映された『母親たち』(18)をリメイクした本作は、60年代を舞台に中流階級の家庭で暮らす親友で隣人同士のアリス(チャステイン)とセリーヌ(ハサウェイ)を描いた物語。それなりに成功した夫と、同じ年齢の息子がいる2人はのどかな生活を送っていたが、ある事故をきっかけに暮らしは一変。罪悪感や疑惑、妄想に囚われていくうちに、2人の絆に大きな亀裂が生じることに。
メガホンをとるのはオリジナル版でもメガホンをとったベルギーの新鋭オリヴィエ・マッセ=ドゥパス監督。2010年に製作した『Illegal』でワルシャワ国際映画祭監督賞を受賞し、カンヌ国際映画祭でも受賞歴のあるマッセ=ドゥパスは、これが初のハリウッド進出作。自作をセルフリメイクするにあたり、「母親と子どもの関係はとても強力なもの。1960年代のアメリカの閉塞的な雰囲気のなかで、母親たちの本能はより恐ろしいものとなるでしょう」と自信をのぞかせている。
豪華女優陣が共演する『The 355』など今後も出演作が目白押しのチャステインと、ロバート・ゼメキス監督の『魔女がいっぱい』(12月4日公開)が控えるハサウェイの共演は、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)以来。名実ともにハリウッドを代表する2人の女優が、どのような演技バトルを繰り広げてくれるのか。続報に乞うご期待だ。
文/久保田 和馬