大人になった“どれみ世代”が『魔女見習いをさがして』に共感!「どれみたちはずっと心のなかにいた」
主人公3人と自分が重なる!これはまさに大人になった“私たち”の物語
『魔女見習いをさがして』を観た感想について、「観る前は『おジャ魔女』の続編のような作品だと思っていたが、作品を観ていた同世代の人たちの葛藤など、大人なったからこそ考えさせられる作品だった」のようなコメントがいくつか見られた。「おジャ魔女」ファンを反映したソラ、ミレ、レイカの物語が展開されることに驚いたという人も多いようだ。
本作は主人公3人に自身を重ねて観られる作品になっており、おそらく大勢が「これは私たちの物語だ!」と感じるはず。鑑賞後の率直な感想について、以下のような熱いメッセージが寄せられている。
「想像していたよりもずっと、現代に生きるみんなへの応援が詰まっていた」(20代・女性)
「鑑賞前は、どれみちゃんたちに10年ぶりに再会できるとワクワクしていました。しかし、再会とかそういうことではなく、(どれみたちは)ずっと心の中にいたんだなと気づかされ、涙が止まりませんでした」(20代・女性)
「どれみちゃんたちから、人間関係で大切なことや必要なことを教えてもらっていたと改めて実感しました。みんなそれぞれが持っている魔法が、私にもあると信じて頑張りたいと思います」(20代・女性)
「(どれみたちの担任である)関先生の言葉が好きで自分も先生になることができました。懐かしさを感じ、またこのアニメから元気をもらいたいです。(映画を)観たあとは、いまの自分を見つめ直すきっかけになりました」(30代・男性)
いまの仕事に就くきっかけが、「おジャ魔女」だったといううれしい声も。人生において大切なことに、改めて気づかされたという人も多数で、静かな感動とともに、前へ進む勇気も受け取ったようだ。
誰もが覚えるのあるソラ、ミレ、レイカの悩みに共感必至!
冒頭でも説明したように、本作では「おジャ魔女どれみ」の聖地巡りをするなかで、ソラ、ミレ、レイカがそれぞれの悩みや問題に向き合い、成長していく姿が描かれている。3人が経験することは、誰もが身に覚えがあることばかりで、それだけに共感したという声もたくさん届いている。
「登場人物それぞれの心情や情景が私たちにも重なってくる内容で、子どものころに感じたことや憧れていたことを思い出させてくれました。大人になるにつれて諦めてしまったことも多いな…と痛感したけど、また頑張ろうかなと勇気をもらえた気がする」(20代・男性)
「10代のころは、完璧な自分にならなきゃと思ったり、合わない環境に苦しんだりしていました。でも、いまは自分というものを受け入れ、愛せるようになり、それが映画でも描かれているような気がして、涙が止まりませんでした」(20代・女性)
「幼いころの“なににでもなれる”と思っていた自分を思い出しました。この作品を観て、自分の魔法を信じていろんなことに挑戦したいです」(20代・女性)
子どもたちの繊細な感情に寄り添ってくれた「おジャ魔女どれみ」と、社会のなかでつまづきながらも無我夢中に走る“私たち”を応援する、爽やかな青春映画に仕上がった『魔女見習いをさがして』。
もしも、いま立ち止まったり、疲れて座り込んでしまっている人たちにも、本作の鑑賞をオススメしたい。ソラ、ミレ、レイカとともに、大空をかける“魔女見習い”にあこがれたあの頃の気持ちを、きっと思い出せるはずだ。
文・構成/トライワークス