「BTTF」の大特集も!明日からオンライン開催の「東京コミコン2020」注目ポイントは?
2016年に初めて日本で開催されて以来、映画やアメコミ、海外ドラマなどのあらゆるポップカルチャーを愛する人々が詰めかけ毎年大盛況となる、世界最大級のポップカルチャーの祭典「東京コミックコンベンション2020(東京コミコン2020)」が、いよいよ12月4日(金)から開催される。
5回目の開催となる今年は、世界的に流行している新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、従来の来場型リアルイベントからオンラインイベントに形式を変えて行われる。それでも映画ファン必見の最新作の情報や、ここでしか聞くことができない貴重なトークイベントはもちろん、毎年行われている「東京コミコン」の目玉企画の数々は健在。
“ウィズコロナ”時代にいままでと変わらない熱狂を目指す「東京コミコン」の参加方法と、注目ポイントをチェックしていきたい。
まず「東京コミコン2020」のメイン会場となる、オンライン上に用意された「Tokyo Comic Con World」にアクセス。ここでは幕張メッセのステージから無観客中継として行われるステージイベントのリアルタイム視聴や、個人で活動するアーティストが作品展示を行なう「アーティストアレイ」などが無料で楽しむことができる。
また、550円(税込)の3日間フリーパスを購入すると、特別なエリア「プレミア・ゾーン」に入場が可能に。ここでは会期中いつでもステージイベントをアーカイブ視聴できるほか、毎年長蛇の列ができる企業ブースの物販ゾーンで限定商品の購入も可能。また「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のキャスト陣らが参加する、バーチャルサイン会のサインチケットの購入(一部販売終了)や、参加セレブからのビデオメッセージの視聴など、より充実したコンテンツの数々で「東京コミコン」を隅から隅まで楽しむことができる。
メインMCを務めるLiLiCo&小田井涼平と、アンバサダーを務める市川海老蔵らが登壇する開幕セレモニーから幕を開けるステージイベントでは、注目の作品の最新情報など、様々な企画が目白押し。
1日目にはジャレッド・レトが主演を務めるマーベル最新作『モービウス』(2021年公開予定)の映像のお披露目や、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られるイライジャ・ウッドと市川海老蔵がオンラインで語り合うトーク企画、そして今年で公開から35周年を迎える「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の記念スペシャルでは、ドク役のクリストファー・ロイドからのメッセージも。
また2日目には日本ロケが行われた『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』のスペシャル映像や、マーベルコミックの編集長C.B.セブルスキーと「少年ジャンプ+」の細野修平の対談企画、そして東京コミコン恒例のコスプレイベントが開催。3日目にはスティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』(18)でハリウッド進出を果たした森崎ウィンをゲストに迎え「ジェームズ・キャメロンのSF映画術」日本初放送を記念したトークショーや、一部で絶大な人気を誇る“サメ映画”にフィーチャーした対談、アメコミ翻訳者によるトークなどコアなファンも大満足まちがいなしだ。
そして「東京コミコン」の目玉のひとつである、会場全体を使った映画小道具の展示は今年も開催。今年の注目は、35周年を祝って大特集される「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のプロップの数々だ。毎年展示されるシリーズの顔「デロリアン」に加え、『PART2』で2015年のヒル・バレーに登場した未来のパトカー「2015ヒルバレーポリスクルーザー」や、「クエスチョンマーク ホバーボード」。そして『PART3』でマイケル・J・フォックス演じるマーティが着用したウェスタンコスチュームが初展示。
ほかにも「バットマン」コーナーではバットポッドやバットモービル、ジョーカーのコスチュームなどが展示されるほか、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で主人公のライバルである“ドリフトキング”の愛車として登場した「日産フェアレディZ Z33」が初公開。これらは有料の「プレミア・ゾーン」内にて、幕張からの現場レポート映像として見ることができるので、3日間フリーパスを購入して貴重なアイテムをじっくりと堪能してみてはいかがだろうか。
「東京コミコン2020」は12月4日(金)12時から12月6日(日)18時まで開催。この週末は、自宅から知的好奇心を刺激するポップカルチャーの祭典を、思う存分楽しんでほしい。
文/久保田和馬