ウィリアム王子夫妻、人々に寄り添い「2021年がより良い年になるように」
先日、一家5人のクリスマスカードを医療従事者などに贈ったウィリアム王子とキャサリン妃だが、クリスマスの当日には、休みなく働き続ける医療従事者や1人で過ごす人々などに寄り添った。
今年は、英王室恒例のクリスマス礼拝もなく、国民のお手本となるべく、エリザベス女王もウィリアム王子一家ら親族との楽しいクリスマスは過ごさずに、フィリップ王配と共にウィンザー城で過ごしたようだ。
イギリスでは、クリスマスイブに、決裂必至と言われていたブレグジット(EU離脱)の貿易協定が完ぺきではないものの合意。唯一嬉しいニュースとなったが、新型コロナウイルスの変異種の存在を発表したことで、フランスのマクロン大統領がドーバー海峡を封鎖。クリスマス用の物資を運んでいたドライバーたちが、PCR検査なしにフランスに戻れず足止めを食らって、クリスマスをトラックで過ごす人が続出するなど大混乱となった。
欧州では、クリスマスは特別な日。レストランを含めほとんどの人々がオフのはずが、今年は感染爆発と共に医療従事者や関係者、食料や物資を提供するボランティアなどが第一線で働かざるを得ない状況になっている。
そんななか、ウィリアム王子とキャサリン妃は、ケンジントン宮殿の公式Instagramで、クリスマスを1人で過ごす人たちや、コロナ禍で家族が入院していたり、亡くなった人たち、第一線で働く人々に寄り添い、そういった人々の写真と共に、「今年は、メリークリスマス(楽しいクリスマスを)と、祝う気持ちにはなれませんが、代わりに、2021年が皆さんにとってより良い年になるように祈っています」というメッセージを投稿。他国の人々からも、「素晴らしいメッセージをありがとう」「英国民が羨ましい」「心にしみた」「父親の体調が悪くて、イギリスからマレーシアに来てクリスマスは隔離中だけど、その間にも第一線で働いている人々に感謝しかない」といったコメントが寄せられている。
NY在住/JUNKO