マット・デイモン、クリスチャン・ベール…オスカー受賞者のMCU参戦が止まらない!
今月中にもオーストラリアで撮影が開始される見込みのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品「マイティ・ソー」のシリーズ第4弾『Thor: Love and Thunder』(2022年5月6日全米公開予定)に、『オデッセイ』(15)や『フォードvsフェラーリ』(19)などで知られるマット・デイモンが出演する可能性があると明らかに。イギリスの「Daily Mail Online」などが報じた。
シリーズ前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)の劇中で、ロキの役を演じる演劇役者としてカメオ出演を果たしたデイモン。報道によれば16日に家族とともに現地入りしたデイモンは、検疫を終えた後に14日間の隔離生活に入るとのことで、オーストラリアに数か月滞在する予定。どのような役柄で『Thor: Love and Thunder』に登場するのかは明らかになっていない。
同作には先日、悪役のゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー役をクリスチャン・ベールが演じることが発表されており、『フォードvsフェラーリ』コンビの再共演に期待が高まる。また『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)でアカデミー脚本賞を受賞したデイモンと、オスカー俳優であるベールとナタリー・ポートマン、そして『ジョジョ・ラビット』(19)で昨年のアカデミー賞脚本賞を制したタイカ・ワイティティ監督と、オスカー受賞経験者が顔をそろえる作品としても大きな話題を集めそうだ。
これまでもMCU作品では「アイアンマン」シリーズのペッパー・ポッツ役のグウィネス・パルトローを皮切りに、『キャプテン・マーベル』(19)のブリー・ラーソンや『ドクター・ストレンジ』(16)のティルダ・スウィントン、『インクレディブル・ハルク』(08)のウィリアム・ハートに『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14)のロバート・レッドフォード。そして「アントマン」シリーズのマイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファーと、アカデミー賞受賞経験のある演技派俳優が出演している。
今後もディズニープラスで配信予定の「Moon Knight」の悪役としてイーサン・ホークの出演も決定したほか、『ブラック・ウィドウ』(4月29日公開予定)にはレイチェル・ワイズが、『Eternals』(10月29日公開予定)にはアンジェリーナ・ジョリー、「スパイダーマン」第3弾にはジェイミー・フォックスと、さらに豪華なアカデミー賞俳優たちのMCU作品出演が控えている。
「ワンダビジョン」(ディズニープラスで配信中)で新たなフェーズの幕開けを迎えたMCU。現代ハリウッドのエンタテインメントの頂点に君臨し、今後も劇場公開や配信など様々なかたちで展開を予定しているだけに、今後も意外な名優たちが続々参戦することだろう。
文/久保田 和馬