調布駅や多摩川周辺でもロケ!菅田将暉×有村架純で紡がれる『花束みたいな恋をした』の世界を探訪
映画やテレビドラマに撮影可能なロケ地の情報を提供し、案内、調整も行う組織「東京ロケーションボックス」は、映像作品を通して東京の魅力を国内外に発信しながら、ロケ撮影で地域活性化を図ることを目的としている。その活動内容の紹介として、実際にサポートを受けた作品にフォーカスするこの企画。今回は東京都調布市がおもな舞台となった『花束みたいな恋をした』(公開中)のロケ地を巡る。
菅田将暉と有村架純の主演で描く、等身大のラブストーリー
本作の脚本を務めるのは、「東京ラブストーリー」や「Mother」「Woman」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」など各時代で印象的な連続ドラマを数多く手がけてきた脚本家、坂元裕二。『世界の中心で愛を叫ぶ』(04、共同脚本)以来、映画でラブストーリーを手掛けることになった坂元が、『いま、会いにゆきます』(04)で映画監督デビューし、「カルテット」のプロデューサーを務めた後、昨年は『罪の声』(20)でも話題となった土井裕泰監督と初めて映画でタッグを組むことになった。
主役を演じるのは、若手実力派として同世代を牽引する菅田将暉と有村架純。脚本の執筆段階から、坂元が2人を想定して当て書きしていたという本作では、どこにでもいそうな21歳の男女の恋模様が等身大で描かれる。
京王線の明大前駅で終電を逃したことがきっかけで、運命的に出会った大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)。好きな音楽や映画がほとんど同じで、あっという間に恋に落ちた2人は、大学を卒業し、フリーターをしながら同棲を始める。時が流れて、渋谷パルコが閉店しても、「スマスマ(SMAP×SMAP)」が最終回を迎えても、日々の生活を現状維持したい2人。しかし、そんな当たり前だった日々は永遠に続くことはなく、それぞれが就職活動を始めたことをきっかけに、少しずつ麦と絹の心の距離は開いていく…。
恋の始まりを予感させる“つつじヶ丘駅付近の道路”
まずはつつじヶ丘駅付近の道路から。終電を逃した麦と絹は、居酒屋でなにげない会話を交わすうちに、映画の半券をしおりにするクセや、絡まったイヤホンのコードなど、次々と共通点を発見する。不思議なつながりを感じ意気投合した2人は、麦が趣味で作った映画を観るため、暗い夜道を歩きながら彼の自宅へと向かう。
明大前駅から麦の自宅の最寄り駅である調布駅方面までを2人が歩く様子は、実際に甲州街道で撮影されている。ここでは、約10km近くある長い道のりを感じさせないほどの楽しい時間が2人の間に流れ、恋の始まりを予感させる大事なシーンに。京王線の駅はほかにも登場し、調布駅や飛田給駅に加え、電車内でも撮影が行われ、満員電車で2人が体を寄せ合う姿や、帰宅時間が偶然重なり、車内で互いを発見して合図を送り合うといった自然だがキュンとするやり取りも描かれている。
甘い思い出の場所となった“御塔坂橋交差点横断歩道”
3回デートをして告白できなかったら、ただの友だちになってしまう…。そんなジンクスに不安を覚えながらも、3回目のデートでなんとか互いの気持ちを確かめ合った麦と絹。その帰り道にあったとある横断歩道が押しボタン式であることに2人は気づかず、なかなか信号が変わらないなと思いながら、そっと手をつなぎ、初めてのキスを交わす。
なんの変哲もない横断歩道だけど、2人にとっては一生忘れられない甘い思い出の場所となったのが、御塔坂橋(おとざかばし)交差点横断歩道だ。本作をきっかけに聖地として人気スポットになり、あえてボタンを押さずに信号待ちをするカップルが現れるかもしれない。
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