「ザ・シンプソンズ」がすごすぎる！21年前にハリス副大統領の衣装を予言？

1月20日に行われたアメリカ大統領就任式では、米国の女性そして黒人として初の副大統領に就任したカマラ・ハリス副大統領がパープルのドレスとコートを身に着けていたが、これを人気アニメ「ザ・シンプソンズ」が21年前に予言していたとファンの間で話題を呼んでいる。

ハリス副大統領が晴れの舞台に選んだのは、ミシェル・オバマ元大統領夫人も愛用していた、新進黒人デザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャーズによるパープルのドレスとコートのアンサンブル。ニューヨークを拠点にするクリストファーは、ルイジアナ出身だ。出席者の女性にパープル系が多かったのは、民主党の象徴の青、共和党の象徴の赤を意識していると言われており、多様性と融和を重んじるハリス副大統領の納得のセレクションと言える。また、ネックレスはグウィネス・パルトロウ、リアーナ、マライア・キャリーなどを顧客に持つウィルフレド・ロサドのもので、カスタムメイドのパールネックレスと一粒パールのイヤリングだったが、パールは教養と知恵の象徴。マスク、手袋、ハイヒールの黒色は、「BLM」を象徴するカラーと、計算し尽くされた選択だった。

しかし驚いたことにファンが指摘したのは、2000年に「ザ・シンプソンズ」でオンエアされたエピソード「Bart to the Future」の中で、シンプソン家の第2子で長女のリサが、未来の話としてアメリカ初の女性大統領になっているシーン。ホワイトハウスでリサが着ていたのが、なんとパープルのジャケットに、パールのネックレスと丸い一粒イヤリングだったことだ。インナーはグレーのハイネックだが、「2000年にハリス副大統領の出現を予言してたの？」「どうやって？怖すぎる」「『ザ・シンプソンズ』はドナルド・トランプが大統領になることも予言していてすごすぎる」「ハリス副大統領が、リサをまねた？」といったツイートが飛び交っている。

文/JUNKO