元カリスマホストROLANDが『すばらしき世界』に「誰もが必ず一度は迷うテーマ」と大共感!特別映像公開
『ディア・ドクター』(09)や『永い言い訳』(16)の西川美和監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに描いた映画『すばらしき世界』(2月11日公開)。元殺人犯で人生を懸命にやり直そうとする実在の男を役所広司が演じる本作で、「非常に共感する部分が多い映画」だったとその感想を語る元カリスマホストで今は実業家としても知られるROLANDのコメントが収められた「特別映像」が解禁された。
直木賞作家である佐木隆三の小説「身分帳」を原案に、その舞台を約35年後の現代に置き換えて西川監督が徹底した取材を通じて脚本と映画化に挑んだ本作。人生の大半を刑務所で過ごし、一度社会のレールを外れるも何とか再生しようと生きる不器用で正義感の強い男・三上(役所広司)。そんな彼をネタにしようと若きテレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)がすり寄るが、逆に思いもよらないものを目撃していく…。
本作を鑑賞し、そのテーマにとても共感したというROLAND。主人公の三上と自身の境遇を重ね合わせ、「三上にとっての刑務所から出所した外の世界は、僕にとってのホストを辞めた後の実業家の世界で、そんな表舞台の世界に出たときの世間の目だったり、風当たりの強さは、僕自身も実感してきたので、三上の苦労と自分の苦労を重ねて、非常に共感する部分が多い映画でした」と感想を語っている。
解禁された特別映像では「『自分を貫くべきか?』『社会に合わせて生きていくべきか?』誰もが必ず一度は迷うテーマ。マイノリティの自分にとって、すごく共感できる作品」だと熱くコメントしており、「我慢することが『すばらしい世界』の条件だとしたら、そんな世界はクレイジーでナンセンス」とも。
幸せな世界をつかむため、果たして三上は最後にどういう選択をするのか…?観る者の心を大きく揺さぶる西川監督と役所広司の渾身の初タッグ作品を、ぜひ劇場で見届けてほしい。