中川大志がダークヒーローに!『FUNNY BUNNY』映画化決定…特報が意味深?
『ステップ』(20)の飯塚健監督によるオリジナル戯曲の舞台&小説を原作とする『FUNNY BUNNY』の映画化が今春の公開予定で決定。『ジョゼと虎と魚たち』(公開中)、『砕け散るところを見せてあげる』(4月9日公開)の中川大志が主演を務める同作から、特報とティザービジュアルが解禁された。
本作は、図書館の“とある本”をめぐる最初から最後まで先の読めない痛快シニカル・ミステリー。『虹色デイズ』(18)、『全員、片想い』(16)ほか飯塚監督と多数のタッグを組む中川が、自殺志願者を見分けることが出来る能力を持つ自称小説家の剣持聡を演じ、隅々に至るまで小ネタ満載でエッジの利いた新感覚エンターテインメント作品を紡ぐ。
特報は、「さあ、図書館に強盗に行かないか?」という不穏なテロップからスタート。ウサギの着ぐるみマスクを被った2名が街を疾走し、図書館で不埒な行為をはたらく姿が映しだされる。そして独特の口調で語られる「絶対に借りられない本を、借りにきた」というセリフが耳に残る意味深でミステリアスな映像に。またあわせて解禁されたティザービジュアルでは、図書館に突然現れた不審なバニーたちを本棚の隙間からのぞき見ているかのような臨場感のある場面が切り取られ、謎に包まれたストーリーに期待が高まる。
中川は「僕が演じた剣持というキャラクターは、人の痛みが分かるからこそ寄り添えて、現実を知っているからこそ寄り添うだけではない残酷さも持ち合わせている、まさにダークヒーローなんだと思います」とコメント。また飯塚監督は「“想像しろよ”が口癖の厄介な男、剣持聡を託すならと考えた時、浮かんだ顔は一つでした。きっと剣持聡の哲学に毒され、仲間になりたくなるでしょう」と、メッセージを寄せている。
剣持が豪語する「世界を救うのはいつだって、想像力だ」の意味するところとは? また“絶対に借りられない本”とは何なのか? いまだベールに覆われた本作の続報に期待しよう。