最高齢でオスカー受賞のクリストファー・プラマー、91歳で死去。転倒が原因
かの有名なミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』(65)など100本以上の作品に出演し、『人生はビギナーズ』(10)で、82歳という史上最高齢でアカデミー賞助演男優賞を受賞したカナダ出身俳優のクリストファー・プラマーが、コネティカットの自宅で亡くなった。91歳だった。
妻のエレイン・テイラーが、「New York Times」に明らかにしたところによれば、死因は、自宅で転倒して頭を打ったことによるものだそうだが、最後は、エレインに付き添われながら静かに息を引き取ったという。
素晴らしい歌唱力の持ち主でもあるクリストファーは、演技三冠と言われる、アカデミー賞、エミー賞、トニー賞の3つを受賞した稀有な俳優として知られており、過去のセクハラ疑惑で降板したケヴィン・スペイシーの代役を務めた『ゲティ家の身代金』(17)では、88歳でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、“演技部門にノミネートされた最年長者”として名を残した。
『サウンド・オブ・ミュージック』のジュリー・アンドリュースほか、クリス・エヴァンス、ラッセル・クロウ、シャロン・ストーン、ダイアン・クルーガー、アン・ハサウェイなど多数の俳優たちも、自身のSNSなどを通じて、ありし日のクリストファーの偉業を称えると共に、哀悼の意を表している。
クリストファーは、1956年 にタミー・グライムズと結婚し、1960年に離婚。この時授かった一人娘で女優のアマンダ・プラマー(63)がいる。2度目は、1962年にパトリシア・ルイスと結婚し、1967年に離婚。現在の妻エレインとは1970年に結婚した。
文/JUNKO
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