『樹海村』が怖すぎて絶叫!“次世代ガールズ・ユニオン”FAKYのHinaとTakiに聞く、ホラー映画の楽しみ方
そんな彼女たちが『樹海村』のキャンペーンソングに抜擢されたのは、昨年秋に公式YouTubeチャンネル「FAKY WORLD」に投稿された動画がきっかけ。会議室に集められ、目隠しをした彼女たちが向かったのは、ある試写室。そこで上映されたのは、清水監督の前作『犬鳴村』だった。
なにも聞かされずにホラー映画の世界へ放り込まれた彼女たちは、普段のクールな雰囲気とは打って変わり、次から次へと訪れる恐怖に大声をあげる素の表情をさらけだしていく。その動画を観た『樹海村』の宣伝スタッフの提案によりコラボが実現。今年1月には、ふたたび5人全員で『樹海村』を鑑賞する動画が投稿され、またしても抜群のリアクションで怯える彼女たちの姿が世界中に発信されることに。
「初めて映画館のスクリーンで観たホラー映画が『犬鳴村』だったんです」と明かすHinaは、「どちらも怖い部分と人間ドラマの部分が丁寧に描かれていて、すごく怖いけどストーリーが気になって最後まで目が離せない作品でした」と絶賛。「とくに『樹海村』では、『犬鳴村』の時とはちょっと“怖さ”のジャンルが違っていて、それでもリンクしている部分もあったので、先に『犬鳴村』を観ておいてよかったなと感じました」と、ストーリー上の繋がりはない両作ではあるが、“恐怖の村”シリーズとしてある“繋がり”が隠されていることをほのめかした。
一方で、『犬鳴村』の鑑賞動画では恐怖のあまりクッションを放り投げてしまっていたTakiは、『樹海村』の鑑賞中にもクッションを手放せない怯えぶり。「『犬鳴村』の時はとにかく怖くて、ずっと目を伏せて観ていましたが、『樹海村』は怖いけど泣ける映画で、観終わった後はどっと疲れが出て…(笑)。親子のストーリーもすごく良くて、家に帰ってすぐお母さんにハグしました」とほっこりするエピソードも。
『樹海村』のなかで特に怖かったシーンを訊ねてみると、2人はお互いの顔を見合わせながら「怖いシーンが多すぎて、選ぶのは難しいです…」と本編を思いだしてちょっぴり怯えた表情。Takiは「特に、あるものを切っているシーンが頭のなかに残っていて、しばらく夜目を閉じるたびに思い出して怖くなりました」と語り、Hinaは「予期せぬところで予期せぬ人が亡くなるのが衝撃的で…。親子のドラマが濃いのでホラーが苦手な人でも観られる作品だと思いますが、ホラーが得意な人は思いっきり楽しめると思います」と見どころをアピールした。
取材・文/久保田 和馬