松村北斗、『ライアー×ライアー』で一人二役の森七菜は「本当に別人のようでした」

インタビュー

松村北斗、『ライアー×ライアー』で一人二役の森七菜は「本当に別人のようでした」

2020年にCDデビューし、一躍スターダムを駆け上がったSixTONES。そのメンバーの1人、松村北斗は、ジャニーズJr.時代からドラマや映画の出演を重ね、俳優として着実に成長してきた。現在放映中の連続ドラマ「レッドアイズ 監視捜査班」や、2021年度後期放送のNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」などの出演も話題となるなか、森七菜とW主演を務めた『ライアー×ライアー』が現在公開中。最初は“胸キュンラブストーリー”と聞いて身構えたという松村だが、「非常に思い入れのある作品になりました」と手応えを口にする。

ツンデレの透役を好演した松村
ツンデレの透役を好演した松村[c] 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 [c]金田一蓮十郎/講談社

原作は、金田一蓮十郎の同名人気コミック。松村が演じる高槻透は、たまたま町で出会ったギャルメイクの女子高生(森七菜)に一目惚れしてしまう。ところが、その正体は、同じ屋根の下で暮らす義理の姉、湊だった。弟の透から猛アプローチを受けた湊は、JKの「みな」と名乗り、戸惑いながらも透と付き合い始める。

女子にモテモテの高槻透(松村)
女子にモテモテの高槻透(松村)[c] 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 [c]金田一蓮十郎/講談社

本作のオファーを受けた松村は、最初に原作を読んだ時、その内容に惚れ込んだという。
「どこを切り取ってもおもしろくなるという説得力を感じた漫画でした。想像していた少女漫画のイメージとはひと味違いましたが、実際に金田一先生とお会いし、先生の経歴やお人柄に触れてみたら、すごく合点がいったんです。一方で、映画の脚本は、原作の良さがきれいに昇華されていた感じがしました」。

町で出会ったギャルメイクの女子高生のみな(森七菜)に一目惚れしてしまう透
町で出会ったギャルメイクの女子高生のみな(森七菜)に一目惚れしてしまう透[c] 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 [c]金田一蓮十郎/講談社

とはいえ「正直なところ、あまり自分が触れてこなかった作風の映画で、台本には『キュン』という言葉とか、ちょっとびっくりするようなト書きもありました。いままでそういうやりとりの経験もなければ、 目の前で繰り広げられたこともなかったので、自分からそういう胸キュンものを生み出すということは衝撃的で、ありえないくらいの刺激がありました」と戸惑いながらも、やりがいを感じたという。

みなの正体は、義理の姉、湊だった
みなの正体は、義理の姉、湊だった[c] 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 [c]金田一蓮十郎/講談社

透と湊の両親は、2人が幼いころに再婚し、その後、4人で一緒に暮らしてきた。
「僕は男兄弟で、3歳上の兄が1人いますが、昔を振り返ると、姉や妹がいる人生には憧れがありました。たぶん透も最初は1人っ子だったから、上なり下なりきょうだいが欲しいという想いもあったのではないかと。ある日突然、ぽんと姉ができたわけだから、喜びは絶対あったと思います」。

湊は自分の正体を隠し、みなとして透と付き合うことに
湊は自分の正体を隠し、みなとして透と付き合うことに[c] 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 [c]金田一蓮十郎/講談社

クールなモテ男である透は、とことん女癖が悪いが、自分から好きになったみなに対しては、どこまでも一途に尽くそうとする。その両極端なツンデレぶりがたまらないが「どちらの透を演じるのも楽しかったです」という松村。

実は一途なタイプの透
実は一途なタイプの透[c] 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 [c]金田一蓮十郎/講談社

「透としてそこに至った理由については、原作や脚本の設定から理解できたし、どちらも素直な気持ちだと思ったので、演じるうえでの難しさはなかったです」。

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