藤原竜也&竹内涼真が明かす、過酷な撮影を乗り越えた絆。役者人生の“ピンチ”も告白!
「涼真は頼もしい後輩」(藤原)、「竜也さんを抱っこして連れ帰りました(笑)」(竹内)
現場の熱気と共に、「やっぱり2人だったからこそ、乗り越えられた」とお互いの存在に助けられたという藤原と竹内。
「いま思いだしたけど、ブルガリアでは、涼真は結構休みがあったでしょ!あれはショックだったなあ」(藤原)、「そうなんですよ。意外と自由な時間があって」(竹内)と丁々発止のやり取りを見せるが、アクションシーンでは、竹内が「竜也さん、やりましょう!」と藤原の背中を押す役割も担っていたのだとか。竹内は「やっぱり、僕も怖いですからね。一緒にトム・クルーズのアクションのメイキングシーンを見たり、気持ちを鼓舞していきました。『もう、やるしかない』と意を決して、飛び込む感じです。『いかにして、先輩のエンジンをかけるか』ということも、僕の役割でした」とお茶目に微笑み、藤原も「そうそう。やっぱり怖いからね」とコメント。
同じ運命を背負ったバディ役で、約半年間にも及ぶ撮影に挑んだ彼ら。そのなかで、お互いのどんな力を実感しただろうか?
藤原が「鷹野が田岡を海で救出するシーンがあります。足もつかないような海中での撮影でしたが、涼真は『僕、水をたくさん飲んじゃいましたよ』なんてこぼしながらも、腹を括ったように『やります!』と言うんです。限界にも感じるようなところで、こんなに力強い言葉を発せられるなんて『こいつすごいヤツだな!』と思いましたよ(笑)。僕は、そんな涼真を見て乗り切れました」と明かすと、竹内は「あはは!」と大きな笑顔を見せて「竜也さんは、半分溺れていた!」と暴露。
藤原は「そうなんです。そこが見どころ」とアピールし、「鷹野が田岡を担いで海を泳ぐシーンは、鷹野ではなくて、藤原竜也がガチ溺れしています。そこは僕の技術で(笑)、鷹野が田岡を救出しているようにうまく見せているけれど、実は僕が涼真につかまって助けられている」とニヤリ。竹内も「本作のテーマ同様に、必死!」とすさまじい瞬間を楽しそうに振り返る。
さらに竹内は「竜也さんは、周囲を巻き込む力がすごい!」と語る。「アクションシーンなど、やる前は恐々とされながら、いざ本番となると、周囲が思っている以上のことをやってしまうのが竜也さん。あと、ちょっとガキ大将みたいなところがあって。撮影部や照明部のおじさんたちにも『みんな行くぞー!』と声をかけてご飯に連れて行ってくれたりするんです。そうするとチームが自然とまとまる」と藤原のリーダー力に驚くと、藤原は「でもだいたい、巻き込むだけで終わるんだよね。飲みに行って、へべれけになって帰る」と大笑い。
2人の表情から、過酷ながらも楽しい撮影だったことがひしひしと伝わる。竹内は「今回の撮影を通して、僕は3回くらい、竜也さんを抱っこしてベッドまで連れて帰りました」ときちんと送り届けたそうで、藤原は「ありがとう。頼もしい後輩です!」と厚い信頼を寄せていた。