閲覧注意…!?「イルミナティ」よりもヤバい“秘密結社”を描いた映画たち
人類の“真の支配者”で、各国の政治や経済、マスコミを裏で操り、あのフリーメイソンにも絶大な影響力を持っているなど、様々な噂が囁かれ、人々の好奇心をそそる秘密結社「イルミナティ」。今回は、イルミナティのような秘密結社が登場する映画をピックアップし、どのように描かれてきたかを振り返ってみたい。
権力者たちの秘密パーティに潜入する『アイズ ワイド シャット』
スタンリー・キューブリック監督の遺作で、当時は夫婦だったトム・クルーズとニコール・キッドマンが共演した『アイズ ワイド シャット』(99)。クルーズとキッドマン演じる倦怠期を迎えた夫婦が、あるパーティに招かれたことを機に、夫婦間の信頼が試されていく。
本作には様々な官能的なシーンが登場するが、特に大きな話題となったのが、中盤で主人公の医者ビル(クルーズ)が潜入する怪しげな乱交パーティ。郊外にある大豪邸で開かれるこのパーティは、部外者の入場が許されない会員制で、全員が黒装束に仮面を被った不気味な出で立ちで参加している。屋敷内では物々しい儀式が行われ、参加者とは別に集められたと思われる女性が次々と裸になり、屋敷のいたるところで参加者と性行為をしたり、ダンスをしたりするなど、かなり異常な空間となっている。
大富豪が政治家や貴族、著名人を招いては、映画のような性的なパーティを開き、暗躍しているという都市伝説がある。本作の舞台はニューヨークだが、撮影はイギリスで実施され、この屋敷はロスチャイルド家が所有する歴史的建造物のメントモアタワーズが使用された。そのため、キューブリックが権力者たちによる秘密クラブの実態を暴露したのでは?という憶測も浮上し、彼が本作の最終編集版を提出した数日後に亡くなったことからも、そのミステリアスさが増幅されている。
アメリカに隠された伝説の秘宝を巡る『ナショナル・トレジャー』
ニコラス・ケイジ主演の『ナショナル・トレジャー』(04)にも秘密結社が登場する。ケイジ演じる歴史学者で冒険家のベンが、アメリカ建国時に封印されたと言われる秘宝を守るため、その秘密を解くカギとなる「アメリカ独立宣言書」を盗み出そうとするが…。秘宝の在処を示す様々な手がかりを巡る謎解き要素のほか、敵対する冒険家との攻防やFBIからの逃走劇も展開される。
本作に登場するのは、「テンプル騎士団」という十字軍遠征の時代に創設された騎士修道会だ。劇中では、太古より存在してきた伝説の秘宝を発見した十字軍の兵士が、宝を守るためにテンプル騎士団を結成。その後、秘宝はアメリカに運ばれ、イギリスの手に渡らないように、独立戦争の最中にどこかへ隠されたとされている。ベンは秘宝の秘密を受け継ぐ一族の末裔で、一族の名誉のためにも秘宝を見つけ出すことを悲願としている。
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