『花束みたいな恋をした』がV6達成!注目作『太陽は動かない』は3位でスタート
3月最初の週末映画動員ランキング。先週は新作のランクインが0本だったが、今週は初登場作品が3本、トップ10入りを果たした。
特別映像も話題の『花束みたいな恋をした』が6週連続首位をキープ
『花束みたいな恋をした』が6週連続で首位を獲得。土日2日間で動員11万4000人、興収1億5600万円をあげており、前週比は動員、興収ともに-11.2%と腰の強い興行を続けている。累計では動員196万人、興収26億円を突破した。
先週末にはメイキングと本編映像を合わせた特別映像がYouTubeなどで公開され、ファンの大きな関心を集めている。その内容は、菅田将暉演じる山根麦と有村架純扮する八谷絹がまだ出会って間もないころにカラオケで、きのこ帝国の「クロノスタシス」を歌うシーン。「“クロノスタシス”って知ってる?」と絹が尋ねるジェスチャーをしながら歌詞を歌うと、麦もそれに応える形で歌いだし、デュエットになっていく印象的なシーンだ。
この映像を観た人からは、「『“クロノスタシス”って知ってる?』と急に振られて、麦がちょっと遅れて入ってくる感じがリアル」や「圧倒的にこのシーンが好きすぎる」、「メイキングを観たうえで、本編映像を観ても自然に感じられるのがすごい」といったコメントが寄せられている。短いシーンながら大勢の心に残っていることが伝わってくる。
また、このほかにも、本編の後半で出会ってから5年目の麦と絹が再びカラオケで歌うシーンも公開に。こちらは、フレンズの「NIGHT TOWN」をデュエットしているが、様々なことを経験して変化したふたりの心の距離を感じさせ、どこかせつない気持ちにさせられてしまう。
『鬼滅の刃』は累計興収400億円が間近に
2位には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が入り、土日2日間で動員9万7000人、興収1億6300万円をあげている。公開21週目となった本作だが、興収では前週比+4.5%とし、『花束みたいな恋をした』を上回っている。累計では動員2787万人、興収384億円を記録しており、興収400億円まであと16億円足らずというところまできている。
『太陽は動かない』など新作3本がトップ10入り
新作からは、『太陽は動かない』が土日2日間で動員7万9000人、興収1億900万円をあげ3位にランクイン。「怒り」や「悪人」など著書が何度も映像化されている小説家、吉田修一によるスパイサスペンス小説が原作で、心臓に爆弾を埋め込まれたエージェントを演じる藤原竜也と竹内涼真が、体当たりのアクションに挑んでいる。
このほか、ディズニーの新作で、劇場公開と同時にDisney+でもプレミアムアクセスで配信されている『ラーヤと龍の王国』が6位に。人気アニメシリーズの劇場版最新作『ARIA The CREPUSCOLO』も10位でスタートを切っている。
今週末には、笠原真樹の人気コミック「群青戦記 グンジョーセンキ」を、新田真剣佑の主演で実写化した青春バトルアクション『ブレイブ ‐群青戦記‐』、金魚すくいを題材にした大谷紀子原作の同名コミックを尾上松也とももいろクローバーZの百田夏菜子の共演で実写化した『すくってごらん』といったタイトルが控えている。また、3月8日には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開スタートしており、週末映画動員ランキングへの影響が気になるところだ。
文/サンクレイオ翼
1位 花束みたいな恋をした
2位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
3位 太陽は動かない
4位 名探偵コナン 緋色の不在証明
5位 ライアー×ライアー
6位 ラーヤと龍の王国
7位 劇場版ポケットモンスター ココ
8位 樹海村
9位 映画 えんとつ町のプペル
10位 ARIA The CREPUSCOLO
※興行通信社調べ