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Netflixが東宝スタジオを賃借!実写映画など日本発のオリジナルコンテンツを拡充へ

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Netflixが東宝スタジオを賃借!実写映画など日本発のオリジナルコンテンツを拡充へ

先日ノミネートが発表された第93回アカデミー賞では、作品賞など最多10部門にノミネートされた『Mank/マンク』(公開中)をはじめ16作品が38ノミネートを獲得。スタジオ別で最多のノミネートを獲得する快挙を成し遂げたNetflix。このたび同社が、日本のTOHOスタジオ株式会社との提携を発表。日本国内における作品づくりの体制を強化していくことを明らかにした。

発表によれば、4月1日より東京・世田谷区にある国内最大規模の撮影スタジオ「東宝スタジオ」内のスタジオ2棟(広さ約300坪のNo.7ステージ、最新鋭の撮影用ステージとなるNo.10ステージ)と、一部関連施設を複数年にわたりNetflixが賃借。これまで力を入れてきたアニメーション作品に加えて、日本オリジナルの長編実写映画やドラマシリーズ、また国内外で人気の高い「リアリティ・ショー」などのコンテンツを拡充していくとのこと。

2015年に日本に参入して以来、数多くの日本オリジナル作品を発表してきたNetflix。2019年には「全裸監督」が大きな話題を集め、昨年は山崎賢人と土屋太鳳がダブル主演を務めた「今際の国のアリス」が配信開始4週間で1800万視聴を記録。両作品ともシーズン2が準備されているほか、『彼女』(4月15日配信開始)や『浅草キッド』(2021年冬配信開始)といったオリジナル映画、「幽☆遊☆白書」や「サンクチュアリ-聖域-」といったドラマシリーズが今後も予定されている。

海外ではすでに大型スタジオを賃借しての作品づくりを行っているが、日本ではこれが初めての試みとなる。またNetflixは、先日韓国のソウル近郊に2つのプロダクション施設を設立し韓国作品への大規模な投資を発表するなど、近年積極的にアジア圏への拡大を進めている。日本への投資額などは明らかになっていないが、今後日本の優秀なクリエイターたちと手を組み、世界へ向けた野心的なコンテンツが続々と生みだされていくことだろう。


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