一瞬たりとも目が離せない!『砕け散るところを見せてあげる』に観客が驚愕…「ただの青春ストーリーではなかった」
中盤以降を盛り上げる、堤真一の圧倒的な存在感に戦慄…
竹宮の真骨頂ともいえる若者たちの感情のぶつかり合いを、SABU監督のビビッドな演出で描きだす本作。しかしその一方で、中盤から後半にかけて、物語は意外な展開を見せることに。ネタバレになるので、そのことについて言及はできないが、鑑賞した人たちからも驚きの声がいくつも上がっている。
「清澄と玻璃が自転車で2人乗りをするシーンで、このまま幸せになってほしいと思ったけど…」(20代・女性)
「最初から最後までハラハラドキドキ!こんなに映画の世界に入り込めたのは久しぶりの感覚で、とにかくすごい映画に出会ってしまいました」(40代・女性)
「いろいろな感情があふれだし、心がざわつきました」(40代・女性)
「ただの青春ストーリーではなかった…」(50代・男性)
そして、この中盤以降の展開で重要なキャラクターとして登場するのが、堤真一演じる玻璃の父親だ。シリアスからコメディまで幅広いジャンルの作品に出演し、人間味あふれる人物を数多く演じてきた堤。しかし、本作ではこれまでの温和なイメージを覆す怪演で、強烈なインパクトを観客に印象付けている。
「堤真一さんの登場シーンはハラハラしました」(50代・女性)
「玻璃の父親は狂気的なキャラクターで、恐ろしくて観ていられなかったです…」(30代・女性)
「堤真一さんにすべてを持っていかれました」(20代・男性)
「あの演技力はさすが」(40代・男性)
恐いと思いつつも、その演技力の高さに「驚いた」、「うなった」といったコメントがたくさん集まっている。
映像化不可能と言われた原作小説、ビジュアルにも驚きの声!
原作小説は、小説ならではの技法やおもしろさで構成され、登場人物が超個性的ということもあり、実写映画化がニュースになった際には、うれしさの反面、「不可能なのでは?」という懐疑的な意見を持つファンも少なくなかったという。今回の試写会には原作を読んでいる人も多数参加しており、本作と原作を比較しての感想も寄せられている。
「原作の世界観を裏切らず、内容を忠実に表現されていたと思います」(20代・女性)
「原作のギャグ交じりの会話が自然に再現されていました。原作を読んだ時のことが思いだされました」(30代・女性)
「よく映像化できたと思います。驚きました」(40代・女性)
「終盤の“赤”の使い方が映画ならではでした」(30代・男性)
映画だからこそ表現できたシーンもあり、「満足した」というコメントがたくさん。また、原作を読んだことがない人も、「本作をきっかけに読みたくなった」と好奇心が刺激されているようだった。
若手からベテランまで、実力派キャストが勢ぞろいし、人が抱える恐怖や絶望、それを打ち砕く希望を映しだす『砕け散るところを見せてあげる』。起伏の激しいストーリー展開も見どころで、今回の試写会でも驚き、感動したという人も多い。
映像化不可能と言われた衝撃作がどのように映画化されたのか?清澄と玻璃が進む、究極の愛の物語の行く末を、スクリーンで確かめてほしい。
文・構成/サンクレイオ翼