林遣都&藤井美菜&秦基博、デビュー10年の3人がターニングポイントを告白!

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林遣都&藤井美菜&秦基博、デビュー10年の3人がターニングポイントを告白!

乃南アサのベストセラー小説を映画化した『しゃぼん玉』の初日舞台挨拶が3月4日にシネスイッチ銀座で開催され、林遣都、藤井美菜、相島一之、主題歌を提供した秦基博、東伸児監督が登壇。デビュー10周年を迎えた林、藤井、秦がそれぞれのターニングポイントを明かした。

本作は、親の愛を知らずに育ち、通り魔や強盗傷害を繰り返す若者・翔人が、老婆との出会いを通して再生していく姿を描く人間ドラマ。この日、風邪を患った綿引勝彦は欠席となった。

林、藤井、秦はデビュー10年を迎えた。劇中でも人生のターニングポイントが描かれるが、本作の主題歌ともなった「アイ」は秦にとっての、ターニングポイントのひとつだ言う。

“10周年”という縁ある3人がターニングポイントとなる出来事を発表することとなると、林は「スカウトでこの世界に入った」と述懐。修学旅行中の山手線でスカウトされたそうで、「班行動をしていたんですが、班の女の子が『渋谷に行きたい』と言っていなかったらと思うことがある。その女の子に感謝しています」と俳優へのきっかけを笑顔で話した。

藤井は「役者という仕事をしたいというよりは、興味本位で受けたオーディションだった」とオーディションが入り口だったそう。「実際に初めてみて、すごく魅力にハマった。そこでオーディションを受けたことが運命」としみじみと明かしていた。

「12歳くらいの時」と振り返ったのが、秦。「兄が友達から3000円くらいのボロいフォークギターをもらってきて。そこからギターを弾き始めた。それがなかったら、僕も弾き始めていなかった」と言う。また「兄が二人いるんですが、みんな同時にギターを始めた」そうで、当時は1本のギターを取り合いする形で弾いていたそう。

「誰がか弾いている時は、ハーモニーで参加するようになった。気づけば兄弟3人で熱唱しているんです。その環境があったから、歌うことが自然に捉えられるようになったのかな」とさらなる原点を告白していた。

林は「これだけの人の前で、素晴らしい方々とお仕事ができているのが幸せ」と噛み締め、「偉大な役者さんとひとつの作品をつくれた。生涯、僕の心に強く残る作品になった」と10周年という節目に出会えた本作への思いも語っていた。【取材・文/成田おり枝】

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