森川葵が秋田汐梨、萩原みのりに“「賭ケグルイ」芝居”の始まりを明かす!「Season1の台本読みからスゴかった」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
森川葵が秋田汐梨、萩原みのりに“「賭ケグルイ」芝居”の始まりを明かす!「Season1の台本読みからスゴかった」

インタビュー

森川葵が秋田汐梨、萩原みのりに“「賭ケグルイ」芝居”の始まりを明かす!「Season1の台本読みからスゴかった」

浜辺美波主演による劇場版第2弾『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(4月29日公開)の公開も控える、人気コミック原作の実写化シリーズ「賭ケグルイ」。浜辺演じる謎の美少女ギャンブラー、蛇喰夢子が私立百花王学園に転校する1年前を描いたドラマ「賭ケグルイ双」が、3月26日からAmazon Prime Videoにて独占配信中だ。今回の主人公は、後に夢子の好敵手でありながら、親友にもなる早乙女芽亜里(森川葵)。これまでドラマ、映画で芽亜里役を演じてきた森川と、新たに本作から登場する花手毬つづら役を演じる秋田汐梨、戸隠雪見役を演じる萩原みのりに、ちょっと特殊な現場エピソードなどを語ってもらった。

「英勉監督にずっと『芽亜里、絶好調だね!』と言われていました」(森川)

【写真を見る】森川葵、役衣装で「賭ケグルイ」ワンシーンさながらの撮り下ろしショット
【写真を見る】森川葵、役衣装で「賭ケグルイ」ワンシーンさながらの撮り下ろしショット撮影/河内彩

――今回、早乙女芽亜里が主人公となる「賭ケグルイ双」が実写化されるという話を聞いたときの森川さんの率直な感想は?

森川「芽亜里の1年前の姿を描いた原作『双』を実写化するとは思っていなかったので驚きましたが、芽亜里はこれまで自分が演じてきたなかでも、スゴく愛している大事なキャラクターなので、とてもうれしかったです。ただ、夢子と鈴井がいるいつものメンバーではないですし、これまで通りの芽亜里ではいけないので、どうなるか分からないという不安も正直ありました」

――秋田さんは前回の映画版で演じたキャラクター(和気屋喪部美)とは異なる役での再登板となり、萩原さんは森川さんとはドラマ「表参道高校合唱部!」以来となる久しぶりの共演となりました。

秋田「今度は違うキャラクターで出演するって、『そんなことがありえるの?』とビックリしました。前回は出番が少なかったですし、緊張していて、現場のことはなにも覚えていないんですが、また『賭ケグルイ』の世界に入れることが楽しみでした!」

今回のドラマ版とは異なる役で、『映画 賭ケグルイ』(19)にも参加していた秋田汐梨
今回のドラマ版とは異なる役で、『映画 賭ケグルイ』(19)にも参加していた秋田汐梨画像は秋田汐梨(@shiori_akita319official)公式Instagramのスクリーンショット

萩原「葵ちゃんとは久しぶりの共演でしたが、普通にファンとして完成された芽亜里を観ていました。葵ちゃんは台本読みの場にいた時から芽亜里!そこに、自分が追いつけるのかが心配でした。しかも、なにをしでかすか分からない芝居をするのを知っていたので、より怖かったです。現場に行ったら、アドリブとか台本に書いている以上のことが、どんどん行われていて、『どこにそんなことが書いてあったんですか!?』 という気持ちになりました(笑)」

森川「そうだったかな(笑)。こちらは『お気楽にどうぞ』って感じでしたけど、確かに新たに加わる側としては、かなりのプレッシャーでしょうね」

萩原「原作コミック読んだって、アニメ版観たって、『ここまでのお芝居になるスイッチはいつ入ったんですか?』って感じですよ!いまや当たり前になっている“『賭ケグルイ』芝居”の始まりは、一体いつなんだ?と」

出演者たちが振り切った演技を見せる、通称“「賭ケグルイ」芝居”が魅力の本シリーズ
出演者たちが振り切った演技を見せる、通称“「賭ケグルイ」芝居”が魅力の本シリーズ[c]河本ほむら・尚村透・斎木桂/SQUARE ENIX[c]2021 ドラマ「賭ケグルイ双」製作委員会

森川「もうドラマ版Season1の台本読みの段階からスゴかった!矢本まん(矢本悠馬)とみーたん(浜辺)と(高杉)真宙くんとの4人だったんですけど、矢本まんがブッ飛ばして…(笑)。そこで一気にエンジンがかかったのかもしれない。これまではどこか冷静な部分が入った芽亜里を演じていたと思うんですが、今回は1歳若い設定なので、あえて自分から前のめりになるお芝居を心掛けました。どちらかというと、押せ押せで、やりたい放題な感じです(笑)。だからか、英勉監督にはずっと『芽亜里、絶好調だね!』と言われていました」

萩原「葵ちゃんの笑い方や台詞回しが、これまでよりちょっと幼く、あどけなく感じたんです。そんなお芝居の変化がスゴいなあと思って見てました」

秋田「芽亜里ちゃんの一人語りのシーンも段取りの時点から出来上がっていました。森川さんとは今回初めてご一緒させていただいたんですが、憧れの方のお芝居を生で見ることができて感激しました!」

「つづらは『自然体でいいのかなぁ』と思いながら演じました」(秋田)

おっとりした性格の花手毬つづら役を、自然体で演じたという秋田
おっとりした性格の花手毬つづら役を、自然体で演じたという秋田撮影/河内彩

――そんな“「賭ケグルイ」芝居”に初挑戦された、秋田さんと萩原さんにとって、役作りはいかがでしたか?

秋田「原作を読んで、『つづらって、自分に自信がない女の子なんだな』と思ったり、できるだけぶりっこにならないように気をつけたりしました。あと、つづらはギャンブルについてはなにも分かっておらず、芽亜里ちゃんに言われたことしかやっていないのですが、私も台本を読んでも、ギャンブルのルールをよく理解できなかったんです。だから、森川さんの背中を追いかけながら、『自然体でいいのかなぁ』と思いながら演じました(笑)」

萩原「友だちもいなく、学校の隅で人気のない賭場をやっている戸隠が、仲間ができることによって、だんだん居場所ができていく。最初はそういった流れが、どうやって出来上がっていくのかな?と、思っていたんですが、毎回芽亜里に振り回されていくうちに、自然にあたふたする戸隠が出来上がっていきました。芽亜里には、それだけ『えっ?』と思うことがたくさんありましたから。例えば、ギャンブルで勝った後のリアクションは、まるでお姫様の独壇場で『葵ちゃん、そんなにやっちゃダメでしょ!』と思ったぐらい(笑)」

秋田「私はそれを見ながら、つづらっぽく『芽亜里ちゃん、やっぱりカッコいいなあ』と思っていました。つづらにとっての芽亜里ちゃんは同性だけど、友だちっていうより、好きな人というか、どこか憧れの存在ですから」

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