森川葵が秋田汐梨、萩原みのりに“「賭ケグルイ」芝居”の始まりを明かす!「Season1の台本読みからスゴかった」
「『賭ケグルイって、こんなに温かい話だっけ?』と思うぐらいほっこり」(萩原)
――過去作では木渡潤と名コンビぶりも発揮していた芽亜里ですが、今回はつづらと戸隠との3人娘として活躍します。現場の雰囲気はいかがでしたか?
森川「これまで芽亜里は木渡がなにかしてくることに対して、いろいろ反応していたんです。でも、今回は突っ走る芽亜里に対して、つづらと戸隠の2人が止めようとしているので、これまでとは大きく違いましたね」
萩原「3人で声を合わせるところも、自然に合うようになって。逆に合わなくていいところまで合うようになったり(笑)。『賭ケグルイの世界って、こんなに温かい話だっけ?』と思うぐらいほっこりしたりして、楽しかったです」
森川「汐梨ちゃんはリアルJKなので、画面に映った時の肌の質感から違うんですよ!」
萩原「汐梨ちゃんには撮影が22時までしかできない“魔法”(労働基準法)がかかることに驚きました。それを言われるたびに、『そっか、汐梨ちゃん17歳か!』って、我に返っていました(笑)」
秋田「確かに、お2人と年齢の差はあったかもしれないですが、つづらは2人とワイワイしている役なので、演じている時は、自分が何歳とか思ったりしないで、できるだけ楽しむようにしてました」
森川「汐梨ちゃんは、いつもなにか食べていたよね。私も結構そういうタイプなんで、ついつい釣られて、いろんなお菓子を食べちゃいました」
萩原「汐梨ちゃん、めっちゃドーナツ食べてたよね。一度、マネージャーさんが慌てた感じで『汐梨っ!』と呼んでいて、なにかと思ったらドーナツを渡してて、衝撃を受けました。あと、現場にわたあめを持ち込んで食べていました。お祭りでもないのに!」
秋田「私、わたあめ大好きなんですよ。カメラの移動などで待ち時間になった時は、セットの外に出て、お菓子を食べるのも大好きで」
森川「それでポロポロ落としたわたあめを見ながら、ボソッと『こぼれちゃった…』と言って、どこか時間がゆっくり流れていて。でも、汐梨ちゃんはつづらだから許せるんです!」
「オープニング映像で薔薇を降らせていただけて、嬉しかったです!」(森川)
――本作から新登場するキャラも個性豊かですが、3人が気になったキャラは?
萩原「長井短さんが演じられている聚楽(幸子)さまを初めて見たときは、『ひえーっ!』と思いました。身長も高いですし、圧がスゴいんです。英監督も聚楽さまと話している時は、ちょっと敬語になったり、気付いたら跪いていたりとかしていて(笑)。長井さん自身は優しくてラフな感じなんですけど、手に持っている鎖の音が『シャリッ』とするたびに、いちいち緊張してました」
秋田「聚楽さまは見た目の雰囲気もお芝居もスゴいのに、休憩時間の時には、いっぱい話しかけてくださって。そのギャップがスゴくて、ちょっと複雑な気持ちになっちゃいました(笑)」
森川「生田絵梨花さんが演じた三春滝(咲良)も、背筋が伸びて、キリッとしていた感じでカッコよかったです。生田さん自身、とてもまっすぐで真面目な方で、すごく激しい振付だったオープニング映像も、めちゃくちゃ練習して頑張られていたのも印象的でした」
――「賭ケグルイ」と言えば、まるでMVのようなカッコいいオープニング映像も見どころですよね。
萩原「過去作がカッコ良すぎたので、『戸隠は、どうなるんだろう?』と思っていました。普段、自分の作品を客観的に観られないんですが、芽亜里はカッコいいですし、つづらはめっちゃ可愛いし、単純にテンションが上がって、『おーっ、賭ケグルイだ!』と、そこで初めて思いました」
秋田「つづらは、メイド服でスノードームの中にいる設定だったので、小さい円の中で、くるくる回っているだけだったんです。『人形みたいに可愛いことをして!』と言われて、とても難しかったですし、ずっと緊張していたので、あまり覚えてないです」
森川「汐梨ちゃんは立っているだけで、自由度がまったくないから、いろいろ動ける私たちと比べると、かなり難しかったと思うんですよ。私は今回、明るい赤バージョンとダークな青バージョンの2パターンを撮っていただいたうえ、初めて薔薇を降らせていただけたので、それがとても嬉しかったです!」
「注目は、芽亜里がゴールに向かって全力ダッシュしているような姿です」(森川)
――本作は芽亜里たちの3人の成長&友情物語とも言えますが、特に注目してほしい点は?
森川「芽亜里がゴールに向かって、まっすぐ全力ダッシュしているような姿です。私自身も、まっすぐに突き進んでみた感じです。なので、観ていて、とても清々しくて気持ちいいと思います!」
萩原「私はその横で、ずっと振り回されているので、その様子を楽しんでもらいたいと思います。ここ数年、クールな役や落ち着いた役が多かったので、久しぶりにアワアワした感じも見てほしいです」
秋田「自分に自信がなかったつづらが芽亜里ちゃんと出会って、徐々に自信を持ち始めるところです。そうやって成長していく様子を見てほしいです。友だちを作るためのヒントみたいなものも、どこかに隠されているかもしれません」
――あと、とあることがきっかけでコスプレすることになる、3人の賭場でのメイド姿も見どころですね!
森川「メイド服は、みんな最初は恥じらいながらも、だんだんと慣れていく感じでした」
秋田「賭場のお客さん役の役者さんがノリノリだったので、頑張って演じているうちに、私もどんどん楽しくなってきました」
萩原「芽亜里のツインテールがメイド服に似合い過ぎて、実写化した時の違和感がまったくなかったです。『頼むから、一生着続けてほしい!』と思ったほど(笑)。そのハマり具合は異常すぎて、帰り際の葵ちゃんを見た時は『誰!?』というギャップがスゴすぎました(笑)」
文/くれい 響