『名探偵コナン 緋色の弾丸』興収100億円超え確実の弾丸スタート!池田秀一、安室人気に「焦燥感あった」
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版第24弾『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開記念舞台挨拶が4月17日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、池田秀一(赤井秀一役)、浜辺美波(石岡エリー役)が登壇。1年の公開延期を経て、ついに16日よりお披露目となった本作。公開初日の興行収入は、前作『名探偵コナン 紺青の拳』(19年公開、興収93.7億円)対比で144パーセントを記録し、シリーズ初の興収100億超円確実の大ヒットスタートを切ったことがわかった。
世界を巻き込んだ未曾有の大事件を解決するために、“FBI捜査官で射撃の名手”である赤井秀一、赤井の弟で“7冠を達成したプロ棋士”の羽田秀吉、妹で“女子高生探偵”の世良真純、そして3人の母親で“領域外の妹”と名乗る謎に包まれた女性、メアリーが集結する本作。コナンと手をつないで登場した高山は「皆さん、お待たせしました!」と観客に語りかけ、「皆さんと一緒にこの時を迎えるのが本当に縁待ち遠しかった」と挨拶。大きな拍手を浴びた。
弾丸スタートを切ったことがわかると、ステージ上のコナンくんも思わずガッツポーズ。高山は「小さくガッツポーズしましたね」と笑い、「長かったような、短かったような1年。作りあげてきたスタッフ、キャストの想い、ずっと待ってくださっている皆さんの想いが日に日に大きくなっているのがわかった。早くどこかで観せてあげなきゃという気持ちでいた」としみじみ。先日行われた完成披露舞台挨拶では涙をこぼしたことから、「今日はそのぶん、明るくできるかな」と話していた。
大のコナンファンで、念願のゲスト出演を果たした浜辺は、“弾丸”をイメージさせる“銃モチーフ”のヒールを履いて登場。「1年に1回、春が来るのが楽しみだった。皆さんの気持ちがとてもわかる。1年待った皆さんの熱量が深く染みてくる」とファンの気持ちに寄り添い、「すばらしい作品に携わることができて幸せ」と感激しきり。司会から「もしまた次回、出演するとしたら?」と聞かれると、浜辺は「関われたことを思うと、改めて申し訳ないし、緊張してしまう」と恐縮し、「もしできるなら、ダンゴムシとか…」と照れ笑い。高山から「同級生とかどうですか?」と勧められるも、浜辺は「人の言葉をしゃべらせていただけるなら、インコの声がギリギリです!」と遠慮がちに語っていた。
物語の鍵を握るメインキャラクターとなる、赤井秀一役の池田は「テレビシリーズに赤井が初めて登場してから、今年で20年目。その節目にこういう映画に出られて、しかも赤井ファミリーが集結する。みんなが活躍する場をいただけて感無量です。皆さんのおかげ」とファンに感謝。「やっとこの4、5年で赤井秀一というキャラクターが手の内に入ってきたような気がします」と明かし、「ここ数年、安室人気でちょっと焦燥感、焦っている感じもあったんですが、なんとか頑張ってきました」とライバルとなるキャラクターへの想いを語り、周囲を笑わせていた。
取材・文/成田おり枝