『名探偵コナン 緋色の弾丸』が3週連続の首位に!アカデミー賞効果で『ノマドランド』もトップ5入り
5月最初となる1・2日の週末映画動員ランキング。先日開催された第93回アカデミー賞授賞式の結果も動員に結び付いたようだ。
『名探偵コナン』、『るろうに剣心』、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が先週の順位をキープ
東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に3度目となる緊急事態宣言が発令され、現在も100サイト近くの劇場が営業休止を余儀なくされている。GWに公開を予定していた大作映画の公開延期が次々と決定されるなか、今週のランキングは1位から3位が先週と同じで、トップ10に新作のランクインも見られなかった。
そのような状況下でも快進撃を続ける『名探偵コナン 緋色の弾丸』は、土日2日間で動員35万6000人、興収4億5200万円をあげ3週連続で首位を獲得。5日までの累計では動員404万人、興収56億円を突破している。
先週2位でスタートを切った『るろうに剣心 最終章 The Final』は、土日2日間で動員24万2000人、興収3億1700万円をあげその順位をキープし、累計では動員147万人、興収20億円に。公開8週目を迎えた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』も先週同様3位に留まっており、累計では動員542万人、興収82億8200万円としている。
北米でも好調の『鬼滅の刃』がトップ5に復帰
一方、先週6位だった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は2ランクアップして4位に。4月23日には北米1600館でも公開スタートし、公開2週目(4月30日~5月2日)の北米興収ランキングで首位を獲得。日本映画が首位に立つのは、『劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(98)以来、約22年ぶりの快挙とのこと。累計では動員2887万人、興収398.8億円を記録しており、いよいよ興収400億円を達成しそうだ。
オスカー主要3部門受賞の『ノマドランド』が圏外から5位に浮上
日本時間の4月26日に受賞式が行われた第93回アカデミー賞では、現在公開中の『ノマドランド』が作品賞や監督賞、主演女優賞の主要3部門を受賞して話題に。この勢いを受けて、3月26日の公開スタートから圏外だった本作が5位に入り、公開6週目にして初のトップ10入りを果たしている。監督は、アジア系女性として初めてオスカーを獲得したクロエ・ジャオで、次回作はマーベル作品の『エターナルズ』(11月5日公開)。主演は本作で3度目の主演女優賞受賞となった名優、フランシス・マクドーマンドが務めている。
今週末からは、紳士の顔をした一流のワルたちが、500億円の利権を巡る駆け引きを繰り広げるガイ・リッチー監督作『ジェントルメン』、ジャッキー・チェンが『レッド・ブロンクス』(95)のスタンリー・トン監督と再び組んだアクション『プロジェクトV』といった作品が公開スタートしている。
文/サンクレイオ翼
1位 名探偵コナン 緋色の弾丸
2位 るろうに剣心 最終章 The Final
3位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
4位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
5位 ノマドランド
6位 劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班
7位 モンスターハンター
8位 花束みたいな恋をした
9位 奥様は、取り扱い注意
10位 BanG Dream!Episode of Roselia I:約束
※興行通信社調べ