スカジャン姿の“ヤンキーOL”広瀬アリス、コーンロウの“悪魔OL”菜々緒…『地獄の花園』強烈すぎるキャラ10人を一挙に紹介
お笑い界の鬼才にして「架空OL日記」で向田邦子賞に輝くなど脚本家としても活躍するバカリズムと、星野源やPerfumeなどのMVを手掛けてきた関和亮監督がタッグを組んだ『地獄の花園』が、いよいよ5月21日から公開中だ。
華々しい世界の裏で繰り広げられる、地上最強OLを目指した空前絶後のバトルを描く本作には、豪華俳優陣が演じる、一度見たら忘れられないほどのインパクトを持ったOLたちが大集合。そのなかから一際個性が大爆発している10人のキャラクターを紹介していきたい。
本作の主人公は素敵なOLライフに憧れる普通OLの直子(永野芽郁)。彼女が働く(株)三冨士に、カリスマヤンキーOLの蘭(広瀬アリス)が中途採用されたことをきっかけに事態は一変。直子の会社は全国のOLたちからねらわれることに…。
普通OL:田中直子(永野芽郁)
ごくごく普通のOLだが、なぜかヤンキー漫画に詳しく、社内の熾烈な派閥争いをクールに傍観する冷めた一面も併せ持った本作の主人公。演じた永野は「“なにを言っているんだろう”と思ってしまうほど暴言を吐いています。普段の生活ではなじみのない言葉なので、イントネーションなどが合っているのかまったくわからず(笑)」と慣れない役柄に苦労したことを明かしている。他の作品で見せてきたような透明感たっぷりのイメージを覆す、新たな一面を見せてくれるのか注目だ!
カリスマヤンキーOL:北条蘭(広瀬アリス)
スカジャンがトレードマークで、通勤途中に喧嘩に巻き込まれれば頭突きをかまし、休日には喧嘩相手を投げ飛ばしてルミネへ急行。ヤンキーとしてはカリスマだが仕事はあまりできず、乙女心も持ち合わせている蘭は、中途採用された会社で出会った直子と友情を育んでいく。「脚がアザだらけでも幸せだと思った作品はなかなかないですね(笑)」と撮影を振り返った広瀬は「続編があったらいいな、なんてすでに思っています」と語るように、蘭のキャラクターにすっかり虜になったようだ。
悪魔OL:安藤朱里(菜々緒)
“悪魔の朱里”とその名を轟かせ、OLたちから恐れられる彼女。三冨士の開発部に所属し、社内の一大勢力である安藤一派としてOLたちを牛耳っている。演じた菜々緒は「ヘアーをコーンロウにしたり、かなりパンチのあるキャラクターに仕上がっています」と自信たっぷり。ちなみに役名の「朱里」は、本来は“アカリ”と読むところを“シュリ”と菜々緒自身が読み間違えてしまい、結局“シュリ”に変更されたというエピソードも。
狂犬OL:佐竹紫織(川栄李奈)
三冨士の完全制覇に向けて勢力を拡大しつづけている佐竹一派を束ねる“狂犬 紫織”。キレると手がつけられない一方で、お茶っ葉の補充やゴミの分別など規律を正すことにも余念がないギャップがチャーミング。「それぞれの個性が強く、ヘアメイクや衣装もたくさんこだわりが詰まっているので、細かいところにも注目して観てもらいたいです」と、見どころを語る川栄。女優として勢い乗る川栄が見せる“狂犬”ぶりから目が離せない。
大怪獣OL:神田悦子(大島美幸)
菜々緒演じる朱里率いる安藤一派と、川栄演じる紫織率いる佐竹一派と並ぶ、三冨士の三大勢力のひとつ神田一派を率いる“大怪獣 悦子”。タイマン戦績はなんと300戦無敗。前科アリだが愛読書はファッション誌という意外な一面も。「いざ撮影が始まるとバカリズムさんの頭の中に入り込んだような感覚になり、毎回皆さんと爆笑しながら撮影させていただきました」と語る大島。女優とコメディアンの二刀流がここぞとばかりに発揮される!