ディズニー&ピクサー最新作『あの夏のルカ』日本版エンドソングにsuisが歌う「少年時代」が決定!
<アーティスト・スタッフコメント>
●suis(ボーカル)
「(決定の際の気持ち)とても光栄に思うと同時に、子どもの頃のようなわくわくを感じ、『今年の夏休みは去年とは違うことをしよう!』と浮足立つ小学生のような気持ちでした。
(楽曲のアレンジを初めて聞いた時の感想)まさに思い出の中にいるような臨場感にドキドキしました。潮の香りと星の瞬き、重たいオールを漕いで行った先に何か初めての景色を見るような、思い出だけれど夢の中…というような。不思議な情景を感じました。
(特別映像を観ての感想)嬉しいです。もしかしたらまだ実感が湧いていないかもしれません。本編を観るのがとても楽しみです。
(人間の世界へ好奇心を抱く2人のように、覗いてみたい新しい世界は?)私は人間ですが、逆にシー・モンスターになって海の世界に行ってみたいです。海の生き物と一緒に泳いだり、ウミウシを眺めて
一日を過ごしたり、なにより泳ぎ回りながら歌を歌うことができたら最高に幸せだろうなと憧れます。
(友情で結ばれる2人のように、自分を変えてくれた友人は?)美しい友人がいます。『お前の好きそうな道を見つけた』と住宅街の寂れた裏道を案内してくれたことがありました。その時私はど
うにも彼女の隣を歩く気になれず、背中を眺めて歩く時間がひどく幸福だったのを覚えています。彼女は人間の美しさを体現したような人で、当時の私の濁った価値観の全てを変えてくれました。
(印象的な夏の思い出)人生のすべての夏を総括して、夏の思い出という概念が生きています。特定のエピソードはほとんど覚えておりませんが、おそらくいつも汗をかいたこと、目の前がじわじわとすること、草と水と太陽がそばにいるということを思い出せます。
(楽曲を聴く方へのメッセージ)夏というものは、多くの人に平等に降り注ぎます。ルカたちの夏、それから皆さまそれぞれの夏を感じていただけたら嬉しいです」
●エンリコ・カサローザ(監督)
「この曲を聴いて、本当に感動しています。『少年時代』のカバーなのですが、ふたりのとても素晴らしい音楽アーティストのコラボなんです。ひとりは私の大好きな日本のアーティスト、シューゴトクマルで、この曲に美しく、何事にも束縛されないような自由な雰囲気のアレンジを与えてくれました。歌を歌ってくれているのはsuisといって、ヨルシカのボーカル。とても美しく、透明感のある声で感情を伝えてくれています。この曲は、あの夏の日へのノスタルジアを呼び起こしてくれるので、私もとても気に入っている曲なんです。この曲には時代を超えた、本質的なものがあると感じています。1950年代、60 年代のイタリアを描いた『あの夏のルカ』によく似合っています。子供のころの夏の日へのノスタルジアを感じさせてくれます。日本のファンの皆さんも、この映画と、新しいアレンジでお贈りする『少年時代(あの夏のルカver.)』とともに楽しんでください。皆さんとこの夏の日々を過ごせることを楽しみにしています」
文/入江奈々