世界よ、これが妖怪ワールドだ!『妖怪大戦争 ガーディアンズ』妖怪たちの登場カット一挙公開
1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の時代にスケールアップ。寺田心主演の『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(8月13日公開)より、勇者に選ばれた少年と、豪華キャストが演じる個性豊かな妖怪たちの劇中カットが到着した。
本作の監督は、2005年版に続き三池崇史が務め、脚本を「20世紀少年」シリーズや『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(15)の渡辺雄介、製作総指揮には角川歴彦と荒俣宏が名を連ねる。誰もが知る有名妖怪をはじめ、映画オリジナルの妖怪、さらに今回は世界中のモンスターも加わり、妖怪ワールドが拡大していく。
到着した劇中カットでは、選ばれし勇者の証である“赤いおみくじ”を引き、戸惑いを隠せない気弱な主人公のケイ(寺田)、ケイを導く狐面の女(杉咲花)が傍らで守ろうとする姿、道中で旅の仲間に加わる天邪鬼(赤楚衛二)と水龍の背に乗るシーンなど冒険の様子が写し出されている。ケイに望みを託す、どこか頼りないながら穏やかで気のいい妖怪たちも大集合。日本妖怪の総大将ぬらりひょん(大森南朋)や赤ん坊を抱いた子供好きな姑獲鳥(安藤サクラ)、妖怪たちのまとめ役である真っ赤な猿の妖怪の猩猩(大倉孝二)に、インテリで外交官的存在の天狗(三浦貴大)、そして氷のように冷たい雪女(大島優子)たちがケイを取り囲む姿からは、賑やかな声が聞こえてくるようだ。
さらに、人間を憎む狸の大妖怪の隠神刑部(大沢たかお)が、808匹の狸を連れてバイクを走らせる衝撃シーン、ケイを狙う茨木童子(SUMIRE)ら鬼の一族の“武闘派“らしい佇まいまで、何やら穏やかではない場面も写し出され、史上最大の“妖怪大戦争”への期待が高まる。また、ケイが身を挺して守ろうとする弟のダイ(猪股怜生)の姿も確認できる。
臆病者でどこか頼りないながらも、弟を守りたい一心で、次第に勇者の面影を見せていくケイ。ケイとダイ、そして妖怪たちは、フォッサマグナから出現した巨大な“妖怪獣”が引き起こす絶体絶命の事態から地球の未来を救えるのか?日本の妖怪や鬼はもちろん、世界各地のモンスターや“まさか”のキャラクターまで登場する、かつてない規模で展開する大冒険にワクワクが止まらない。
また、2021年は映画公開に向け日本だけでなく、世界に向けて”妖怪”を発信していく一大プロジェクト「妖怪大ヤミット」も展開中。ところざわサクラタウン(埼玉県所沢市)内の角川武蔵野ミュージアムにて開催中の「妖怪大戦争展2021 ヤミットに集結せよ!」、7月3日(土)・4日(日)開催の朗読劇「風の聲~『妖怪大戦争ガーディアンズ』外伝~」などにも、本編とあわせて注目しよう。
文/タナカシノブ