『ヒットマンズ・ボディガード』続編が全米初登場1位を獲得!『ゴジラvsコング』は興収1億ドルを突破|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『ヒットマンズ・ボディガード』続編が全米初登場1位を獲得!『ゴジラvsコング』は興収1億ドルを突破

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『ヒットマンズ・ボディガード』続編が全米初登場1位を獲得!『ゴジラvsコング』は興収1億ドルを突破

先週末(6月18日から20日)の北米興収ランキングは、超ビッグタイトル公開の直前とあってか全体的に落ち着いた様相に。初登場で1位を飾ったのは、「デッドプール」のライアン・レイノルズと「アベンジャーズ」のニック・フューリー役でおなじみのサミュエル・L・ジャクソンが共演したアクションコメディ『ヒットマンズ・ボディガード』(17)の続編となる『The Hitman's Wife's Bodyguard』だ。

レイノルズ演じる敏腕ボディガードのブライスと、ジャクソン演じる凄腕のヒットマンのキンケイド。前作では独裁者を裁くための重要な証人であるキンケイドを、すでに一線から退いていたブライスが護衛するという物語が展開したが、最新作では新たな脅威を前に今度はキンケイドとその妻のソニアを護衛することに。前作に続きソニア役を演じるサルマ・ハエックのほか、アントニオ・バンデラスやモーガン・フリーマンといった新キャストが加わり、かなり豪華なキャスティングに。

【写真を見る】ライアン・レイノルズが再びサミュエル・L・ジャクソンを護衛!新キャストには豪華スターが続々
【写真を見る】ライアン・レイノルズが再びサミュエル・L・ジャクソンを護衛!新キャストには豪華スターが続々写真:SPLASH/アフロ

16日の水曜日に公開された同作は、金土日の週末3日間で興収1139万ドル。水曜日から5日間の累計興収はおよそ1674万ドル。前作は初週末で2138万ドルの興収だったことや、コロナ禍からの復活途上の現状、作品の評価が前作と同様に伸び悩んでいることなどを踏まえると、決して悪くない数字ではある。とはいえサマーシーズン終わりの閑散期を活かして3週連続でNo. 1を獲得した前作のようにうまくはいかないだろう。

元々は2020年の8月下旬に公開を予定していたが、コロナ禍の影響を受けて丸1年の延期に。その後、レイノルズが主演を務める『フリー・ガイ』(8月13日日本公開)の公開スケジュールが変更になったことを受け、すでにビッグタイトルがひしめき合うことがわかっていた6月へ急遽2か月の前倒し公開。あとは前作の最終興収7546万ドルにどこまで近付けるかがカギになりそうだ。


『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は4週目も2位をキープ!
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は4週目も2位をキープ![c] 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.

一方、前週上位にランクインした作品は、それぞれ明暗が分かれる結果に。『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(日本公開中)は前週比75%の興収をキープし、僅差で2位に食い下がる。『クルエラ』(日本公開中)も同様前週比70%近い興収で5位にステイ。『ピーターラビット2』(6月25日日本公開)は順位を一つ上げてトップ3入りを果たす。
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(10月1日日本公開)は前週から興収が半減し4位にランクダウンし、『イン・ザ・ハイツ』(7月30日日本公開)は前週比わずか36.5%と大幅に興収ダウンし、まさかの6位に急降下することに。

ルーク・ウィルソンが実在のアメフトコーチを演じた『12 mighty orphans』
ルーク・ウィルソンが実在のアメフトコーチを演じた『12 mighty orphans』写真:SPLASH/アフロ

ほかにもルーク・ウィルソン、マーティン・シーン、ロバート・デュヴァルといった渋い顔ぶれがそろった実話アメフト映画『12 mighty orphans』が拡大公開を迎えて一気に8位にジャンプアップ。また『ゴジラvsコング』(7月2日公開)は、北米累計興収1億ドルの大台を突破した。

次週はいよいよ『ワイルド・スピード/ジェット・ブレイク』(8月6日日本公開)が公開されるとあって、1位を獲得することはほぼ確定的。どれだけの興収を叩き出してくれるか、その一点に注目が集まるところだ。

文/久保田 和馬

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